息子と夫はくたびれて就寝・・・
ふと。。。
2人の幸せそうな寝顔を見ながらふと思い出したことがあります。
息子を出産し、退院してからは慣れない育児に無我夢中でした。
母も息子も初めてのことで互いに悪戦苦闘をしていました。
夫は早朝から私の朝食と昼食を用意し、仕事から帰宅後、洗濯に沐浴などなど、家事全般を引き受け、フル稼働してくれていました。
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洗濯 |
それでも、私は思うように身体が動かない上、寝不足と授乳&オムツかえの繰り返しで、疲れが蓄積されていきました。
頼りたいと思っていた人には、精神的に傷つけられ、徐々に追い込まれ、それを吐き出す場もなく、私は「今にも張り裂けそうな風船」のような時期がありました。
(産後1ヶ月くらいのことかな?)
そんなときに、社会に出てまもなくの頃、とてもお世話になった元上司からお祝いが届きました。
自筆の手紙が添えられていました。
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お祝い |
愛情たっぷりで、まるでどこかで私の様子を見てたのかな?と思うくらい私のことを理解してくれていて、文面の一節、一文がどれも心に響き、とても嬉しくて涙があふれました。
これで、気持ちがまるで真っ新にリセットされたかのように軽くなり、あまり自分を追い込まなくなりました。
今思えば、産後、気負いすぎていたのかもしれません。
会社を辞めてから時間が経っていた上、遠く離れているのに、私のことを覚えてくれていただけでもありがたい、その上、温かい贈り物を贈ってくれたなんて、幸せです。
約10年前、こんな出会いがあったことを忘れかけていたのですが、思い出せて嬉しかったし、忘れてはいけないなあと思いました。
秋の夜長、ふと、この上司のことを思い出しました。
きっと、今日も西の方で忙しく過ごされていると思います。
そして、私のように救われている人がたくさんいるのだろうと思います。
いつか元気な姿を見せて、直接お礼を言いたいものです。
すばらしい夕焼け。
17時過ぎ、執務室のある10階から、ふと窓の外に目をやると、とってもきれいな夕焼けが見えました。
「こんなきれいな夕焼け、何ヶ月ぶりに見ただろう?
んっ?1年ぶりくらいかなあ。。。」
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夕焼け |
そう、最近、あまり余裕がないが・・・毎日充実している・・
けど、目の前ばかりを見て、他を見ていないような・・・
夕焼けを見て、今日もいい1日だったと思える時間を持ちたいものです。
(第9話 ここまで 2019.7.5) マリン
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