Field Dessin“闇の中の黒い馬” ~被災地南相馬で出会った言葉と写真~
PART 5
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PART 5 「会津とは

司馬遼太郎さんから二十一世紀を生きる私たちへのメッセージ「会津藩は封建時代の日本人がつくりあげた藩というもののなかでの最高の傑作」。そんな切り口から始まった全国城下町シンポジウム會津大会。第1部では、司馬遼太郎記念館館長上村洋行さんの「日本人とは」や「これからのまちづくり」がテーマの基調講演。第2部は「日本人が忘れかけている魂 (こころ)」幕末の日本人が抱いていた「日本」とその後。地域の文化や、風土、精神性。会津は「敗北」を抱えながら、その精神を今もなお維持し続けている 「會津」。もう少し時間があれば面白い展開があったろうシンポジウム。コーディネーターの赤坂さんはちょっとタジタジだったかな?敗北という辛酸を知った からこそ本当の優しさを知っているのが会津人なのでしょうね。ちなみに若松城前の司馬遼太郎文学碑は福島県の天然石「磐梯石」が使われているそうです。

(2015.5.24)


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