PART
10 「cover(カヴァー)」
R6を車で走ると長者原付近で福島第一原発がくっきりと見えた。今日は天気がとても良い。なるほど・・ 私は今まで何を見ていたのだろう。
ベージュ色の建家カバーの色彩は突き抜ける青い空と対称である。今日は当たり前に見えるものを当たり前にしっかり見た。霧に包まれるオカルト風でもホラー調でもない まったく・・・そのままの第1原発をみた。この色調はしっかりこの目に焼き付けておこう。
本当に受け入れなければならない「もの」「こと」とは こういう当たり前の日常の何でもないトーンなのだろう。
(運転中だったため画像無し。右写真は被災地などで撮影が行われた企画映画『黒と朱』。)
(2014.12.4)Ookuma |