PART
4 「転居」
23年4月18日、原発事故により30㎞圏外の相馬市に「南相馬市避難所」が開設した。
たび重なる余震のため校舎に亀裂が走り校舎の耐震構造上の問題も含め、南相馬市は30㎞圏内の原町第2中学校への避難所移転が決定する。
550人前後いた避難者は「福島市の温泉旅館か原町二中避難所」どちらへ行くかの決断を迫られる。さすがに3~4回以上避難所を転々とし、またか!!という思いの方も少なくない。
「ここよりも福島市のほうが線度高いんだけども・・。高いほうに行くのもなんだかなと思うけんどよぉ。オラァしばらく温泉でのんびりしてくっから・・・」という人もいた。
ここ相馬市に開設された「南相馬市避難所」は閉鎖だ。
23年4月18日「亀裂」「別れの言葉」 |