PART
10 「無常」
関東の、若い僧侶のボランティアが
避難所に炊き出しに来られた
「家族に別れを言ってきたんです。
これから南相馬に
支援活動に行くってことになって。
別れの盃も交わしてきました。
若い僧の有志が集まって、
他の被災地でも
炊き出しをずいぶんやりました。
しかし
支援をやっても・・
いくらやっても・・
思うことは、
私たちは被災地に
これ以上 何ができるのか
これ以上 何をしてあげられるのか・・
何をしなければいけないのか
・・・それが見えないのです」
※23年4月南相馬市避難所にて
※写真は24/11/3小高区にて撮影
震災から1年8か月後の風景
こんなに美しい光の中に立ちながら
電柱が傾いているだけで
虚しくなってしまう |