#002 「水葵-2」
福島の相双地区にはかつて浦、干潟など水湿地の場所が多く見られた。
先人たちの干拓の労により水湿地は農地と生まれ変わり相馬双葉の高い空のもと美しい田園風景を広げた。
小高区村上のこの地も津波の後、7年を経た現在、基盤整備と防波堤の工事が進んでいる。
3年前私たちがここで見たのは、2000年前のこの場所の「環境」が少しずつ息を吹き返していた情景だった。
「水葵」の他にも忘れられた小さな草花が花をつけていた。
(2018.8.7投稿)