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#008 「災厄」いわき

ふくしま震災遺産保全プロジェクトアウトリーチ事業震災遺産を考えるU いわきセッション 「津波を科学する―そのメカニズムから防災まで―」 講演会「東日本大震災の教訓とその後の防災・減災の考え方」に参加して今回の講演をうけて「防災」の「災」とは何か考える。他県の地震・津波の報告を見て「なるほど」と、他県ではその後の防災に対する前向きな改善策が検討でき、その実現に向けて「復興」していくのだろうと感じた。確かに地震・津波は「災」だった・・・のだ。 福島における複合災害は「災」なのだろうか? 「災」ではなく「厄」という匂いを感じる。 放射線のことだけでなく、現代の「厄病」そのものを抱え込んでしまった。 今は「力(エネルギー)」が欲しい。体力ならぬ「心力」とでも言おうか・・・。いにしえの人々がその住まいに灯した炎のようにな・・・

(2015.12.14取材掲載)

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