01 「災間の時代を生きるために」
赤坂憲雄先生の南相馬みらい創造塾の講演。南相馬市は原発事故を一番近くで受けた市である。市民は「疎外感、諦め、怒り」など様々な思いを抱いて今を生きている。南相馬で生きていくには、その「今」が多分誰かの為に(国や中央経済のために)…ではなく、「災間」の中で「おらいのために」(自分たちのために)という意識が必要。人口減少がますます深刻化していく「みらい」に先人の知恵を反芻し、自然環境との共生を実現していく。そこにここの「場」が持つ「みらい」が眠っている。「経済」という暗幕を引かれた日本という枠組みの中で「人として生きる」本意が見いだせる次のステージは、ここ南相馬にある。
(2015.1.17) |