◆懐かしい名前を思い出して

今日も寒かったです。
午後からは風が強くなってきました。

先日　石原慎太郎さん　お亡くなりになり、
全く関係はないのですが、
将棋　の　羽生善治さん　が　A級　かな陥落
随分長い事　A級　にいたんですけどね。
羽生善治時代　も　藤井聡太時代　にとって変わるのかな？
そんな事を思っていたら、
ある方を思い出しました。
芹沢博文さん　という方。
この方は　将棋ファン　でも知らない人もいるかも？
確か　無冠　だったかな？
それでも一時期は　天才　と呼ばれて注目されました。

面倒見　も良かったようで、
後輩の　中原誠さん　米長邦雄さん　と言う
将棋界に名を残す2人の面倒をよく見ていたと。
プロの勝負の世界ですから、
面倒を見ると言う事は　稽古をつける　という事
2人のその後の活躍は　芹沢ありき　だったそうです。
その後メキメキ力をつけた2人にいつの間にか追い越され
自身で力の限界を感じた　芹沢さん　は
成績が伸び悩み低迷しましたが、
将棋界の発展の為に色々行動もしました。
そんな関係で　将棋士・芹沢　を知らなくても、
写真　を見れば？　ああこのおじさん知っている　と
TVなんかでも顔を出していました。
将棋界に貢献もありましたが、
将棋界に物申す　そんな存在でもあり、
トラブルメーカ　と言う異名も持っていました。

伝説の逸話では
・・・プロの勝負師なのに順位戦で最後の降格が無いのはおかしい
将棋界には　順位戦　と言うのがあり、
A級　B1・2級　C1・2級　とあります。
現在はその下に　フリークラス　と言うのがありますが、
ゴルフなんかで例えると　レッスンプロ　と言うか
そのままでは　トーナメント　に出る事が出来ない位置
でも　芹沢博文さんの時代は　C級　までで、
どんなに負けていてもその地位が保障される。
芹沢さん　はプロとしてそれはおかしいと宣言
なんと　順位戦　で初めから　全敗宣言　をして　
将棋界からも周囲からも　物議　を醸しました。
確かその中で　伝説の1手負け(投了) なんて言うのもあり、
将棋界追放　なんて話も出たくらいです。

ただ先に書いたように　
中原誠　米長邦雄　と言う　将棋界レジェンド　を育て
更に　谷川浩司　と言うこれまた　レジェンド　も応援して
将棋界　では　評価　が二分しています。
何故か　羽生善治さん　は評価されなかった。
羽生善治さんの将棋は当時　異質　で
俗に言う　定石　とは違う物で、
王道に反する　と言う所が気に入らなかった？

そんな芹沢さんは今の　藤井聡太さん　の将棋
どう思いますかね？
なにしろ　AI でさえ予想できない将棋
評価されるかな？
51歳で直接の原因ではないですが？
酒の飲み過ぎ　で　逝去　されました。
その激しい生き方とかから
時間をかけた緩やかな自殺　とまで言われました。
亡くなる直前まで　TV出演　とかしていました。

大酒飲み　破天荒な生き方　まっすぐな信念
冒頭に書きましたが、
なんとなく　石原慎太郎さん　に似ている気がする。
そう言えば　石原慎太郎さん　が　最終的に　天才　と
評価した　田中角栄さん　も将棋好きで
よく　芹沢さん　と将棋を打っていたとの事です。
天才・鬼才はお互いに引き合うのでしょうね。
羽生善治さん　大山康晴さん　なんかとは
剃りが合わないようでしたが、l
もう少し時間をかけてやり合えば？
石原慎太郎さん　が　田中角栄さん　を認めたように
分かり合えたんじゃないかな？

なんとなく思い出しました。
私はすごく好きでした。

　《掲載：2022.2.7》by GIN

葉羽　みんな覚えていますよ。でも僕は大学以降は碁の人になってしまったので、あまり将棋のエピソードは知りませんでした。