【常緑音楽館だより】#1351〜バードランドの子守歌
世にジャズ・スタンダード(スタンダード・ジャズ)に分類される曲は数多あるが、この曲もその代表曲の一つ。
George Shearing(ジョージ・シアリング, 1919-2011)が1952年に、ニューヨークのジャズ・クラブ「Birdland(バードランド)」のオーナーのために作曲したジャズ・スタンダードだ。
発表当時から多くのアーティストたちによって取り上げられ、私のiTunes(Music)ライブラリーにも全58アーティスト(アーティスツ)のバージョンが収められている。
最も有名なバージョンは、オリジナルのジョージ・シアリングのものやSarah Vaughan(サラ・ヴォーン, 1924-1990)with Clifford Brown(クリフォード・ブラウン, 1930-1956)、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド, 1927-2009)、Chris Connor(クリス・コナー, 1927-2009)、Charlie Parker(チャーリー・パーカー, 1920-1955)辺りか。
昔、札幌ススキノにある生のジャズ・バンドが演奏するナイト・レストランで、一緒に店に入った某老舗ホテルの社長にけしかけられて、飛び入りでこの曲をワンフレーズ歌わせてもらったことや、美人ジャズ・シンガーとして知られる阿川泰子のディナーショーで彼女がこの曲をあのハスキーな声で歌うのを聴いたことを今ごろになって思い出した。年だなあ。
Evergreen Music通算1351曲目。
♬ Lullaby Of Birdland(Live 1992) / George Shearing
毒舌亭(2021.7.14up) |