【昭和 listen】#100~「エール」が終わってしまった
朝ドラ「エール」が今日終わった。
コロナ禍で途中撮影中断を余儀なくされ、予定より2カ月半遅れのフィナーレとなった。
今日の最終回は、朝ドラでは型破り、前代未聞のかたちとなった。
NHKホールを舞台にした出演者総出による特別編「『エール』コンサート」。
福島市出身で昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而の数々の名曲を、人気キャラクターたちが歌いつないだ。
私も相方もとりわけ度肝を抜かれたのは、岩城さん(古山裕一(古関裕而)の妻・音の実家である愛知県豊橋の関内家が営む馬具店の職人頭・岩城新平)を演じ、このステージで古関作曲の「イヨマンテの夜」を歌った吉原光夫。
張りのある声、確かな音程、豊かな声量であの難しい歌を立派に歌いこなした圧巻のステージ。ネットではいま、大絶賛の声が溢れている。
吉原光夫は元劇団四季の俳優で妻は元宝塚女優。
しばらくは「エールロス」になるかも知れない。
まあ、過去「あまちゃん」(平成25年)などでも同様の例があったが、今年も無観客で開かれる紅白で「エール」特別企画プログラムが組まれることだろう。
昭和 listen100曲目は、その「イヨマンテの夜」(昭和25年)を。
但し、NHKの著作権管理が厳しいので、伊藤久男のオリジナル・バージョン(オーディオ)で。
なお、伊藤久男は本県本宮市出身。「エール」では、「佐藤久志」名で山崎育三郎が演じている。
「イヨマンテ」は、アイヌ語で「送り儀式」とか「熊祭り」のことだそうだ。
♬ イヨマンテの夜/伊藤久男 https://www.youtube.com/watch?v=Z2eAynU02EE
毒舌亭(2020.12.2up) |