【常緑名画座便り】#045〜046 &
【常緑音楽館便り】#1325〜1326 イタリアの戦争映画2本2曲
75年目の敗戦記念日につき、二本の戦争映画を観た。
一本目は盲目のユダヤ人少年が手術を受けるため病院に連れて行ってもらえると信じつつ実は収容所行きの列車に乗せられるという悲劇を描いた「Andremo in Citta(邦題;悲しみは星影と共に)」。
監督はNelo Risi(ネロ・リージ, 1920-2015)、主演はチャップリンの長女 Geraldine Chaplin(ジェラルディン・チャップリン, 1944-)。
二本目は、第二次大戦下のギリシャを占領していたイタリア軍兵士によりいくつかの部隊に運ばれる慰安婦たちを描いた「Le soldatesse(邦題:国境は燃えている)」。
監督はValerio Zurlini(ヴァレリオ・ズルリーニ, 1926-1982)、主演は「Plein soleil(邦題:太陽がいっぱい)」のMarie Laforet(マリー・ラフォレ, 1939-2019)。
いずれも1965年製作のイタリア映画だ。
ムッソリーニのファシズムに苦しめられたイタリアだからこそ作られた映画だ。
つくづく二度と戦争を起こしてはならない、起こさせてはならないと改めて心に刻んだ。
なのに今日の戦没者追悼式首相式辞。
アベは戦争への加害責任に触れず、「歴史の教訓」という言葉さえ、とうとう消し去ってしまった。
① Andremo in Citta(悲しみは星影と共に)
🎬,♬ Trailer(予告編) & Original Soundtrack(サントラ)
https://www.youtube.com/watch?v=a4YbFEXHXrc
② Le soldatesse(国境は燃えている)
🎬 Trailer(予告編)
https://www.youtube.com/watch…
♬ Original Soundtrack(サントラ)
https://www.youtube.com/watch?v=-DT8APv0D2U
毒舌亭(2020.8.19up) |