【常緑音楽館便り】#1323~1324 《Workation》
みどりの女帝を真似て菅官房長官が発表したカタカナ語「ワーケーション」。
定義は、「リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみつつ仕事をする労働形態」を言い、「Work(ワーク)」と「Vacation(バケーション)」を組み合わせた造語。2000年代に米国で生まれたとされているそうだ。
ただ、何もこの言葉を打ち出さなくても、既に実行している方々を菅さんは知らないはずがないだろうに。
一人目はあなたの上司アベさん。
ビジネスとして実行したゴルフでのトランプ接待外交。
まさにワーケーションのひな形だ(バンカーでスッテンコロリンしたが、労災申請すれば良かったのに)。
二人目はフーテンの寅さん。
葛飾柴又の団子屋「とらや」のおいちゃん、おばちゃんと口ゲンカし、あるいは歴代マドンナに失恋して突如旅に出て、旅先でお披露目するテキ屋商売。これもまさに「ワーケーション」の先駆者というべきだ。
Evergreen Music通算1323〜1324曲目は、「ワークソング」と「ヴァケイション」。
「ワークソング」は、日本ではハーブ・アルパートとティファナ・ブラスバージョンがヒットしたが、オリジナルのナット・アダレイ・クインテットで。
「ヴァケイション」は5日前に亡くなった弘田三枝子の代表曲だが、こちらもオリジナルのコニー・フランシスで(ただし日本語バージョン)。
♬ Work Song(1960)/Nat Adderley , Wes Montgomery , Bobby Timmons, Percy Heath & Sam Jones
https://www.youtube.com/watch?v=tqUd7gXxqmc
♬ Vacation(1962)/Connie Francis(日本語バージョン)
https://www.youtube.com/watch?v=iZh-8S9KIEI
P.S. ここで問題です。
寅さんの写真に写っているチェック柄の女性は誰でしょうか?
ヒント:歌子さん
毒舌亭(2020.8.5up) |