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 NO-196 二つの「甘い生活」
毒舌亭Presents
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【常緑名画座便り】#032 兼【昭和 listen】
 #067〜二つの「甘い生活」+α

 今日は二つの「甘い生活」のご紹介。

① まずは映画。

 Evergreen Motion Picture通算32本目は、1959年製作、60年公開のイタリア/フランス合作映画「La Dolce Vita(甘い生活)」。

 監督はFederico Fellini(フェデリコ・フェリーニ, 1920 - 1993) 、出演はMarcello Mastroianni(マルチェロ・マストロヤンニ, 1924 - 1996)、Anita Ekberg(アニタ・エクバーグ, 1931 - 2015)、Anouk Aimée(アヌーク・エーメ 1932-)など。

 第13回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール(1960)、第27回NY批評家協会賞外国映画賞(1961)を受賞。

 音楽はNino Rota(ニーノ・ロータ, 1911 - 1979)。

 映画の解説(映画専門サイト「allcinema」より);
「強烈な通俗性の中に、豊潤な映像美学を開花させ、一つの大都市をこれだけ魅力的に捉えた作品は他にない。この映画の主役は間違いなくローマそのものだ。無論、M・マストロヤンニという最適の語り部を用意してはいるが。作家志望の夢破れて、今はしがないゴシップ記者のマルチェロは豪華なナイトクラブで富豪の娘マッダレーナ(A・エーメ)と出会い、安ホテルで一夜を明かす。ハリウッドのグラマー女優(A・エクバーグ)を取材すれば、野外で狂騒し、トレビの泉で戯れる。乱痴気と頽廃に支配された街ローマ。同棲中のエンマは彼の言動を嘆く。二人で訪れた友人スタイナー一家の知的で落ち着いた暮らしぶりを羨むマルチェロだが、彼らも子連れの無理心中で突如死に、残るは絶望の実感のみ。いよいよ狂乱の生活に没入するマルチェロは海に近い別荘で仲間と淫らに遊び耽る。彼らが享楽に疲れ果てた体を海風にさらす朝、マルチェロは波打ち際に打ち上げられた怪魚の、悪臭を放って腐り果てるさまを凝視した。彼方で顔見知りの可憐な少女ヴァレリアが声をかけるが、波音に消されて聞こえない。かくて純粋な青春の時は終わったのか……。素晴らしいラストシーンを持った、フェリーニにしか描けない都市のデカダンスが弾ける。N・ロータの音楽も多様な変奏を聴かせ、映画と完全に溶け合って見事。」

 🎬 La Dolce Vita/HD Full Movie(約3時間、英語字幕)
  https://www.youtube.com/watch?v=dRDcBmoT0nU
(スマホ非対応の場合あり)

② 次に音楽。

 今年は新御三家の一人、野口五郎が芸能生活50周年だという。見た目が若いから、え〜まさかと思ったが、本当のようだ。
懐メロ番組でも今はほとんど採り上げられることのない昭和の歌・通算67曲目は、これも「甘い生活」(1974)。
95万枚のセールスで彼最大のヒットとなり、オリコン首位も獲得した。

 ♬ 甘い生活(Live)/野口五郎
  https://www.youtube.com/watch?v=pAwGgoyt1DE

③ 余談

 ところで、もう解除されたが、緊急事態宣言下で豪華食事処での連夜の会食がなくなり毎日富ヶ谷の自宅に直帰(「首相動静」による)のアベぴょんと、持ち前の奔放な行動に自粛を迫られ、自営する居酒屋UZUの店が潰れるとボヤかざるを得ない状況に陥ってしまったアッキーのダブルAバカップルは、いま2人だけの「甘い生活」を送っているのだろうか?
人ごとながら気になって仕方がない、と誰かが言っていました。

毒舌亭(2020.6.3up)

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🎬La Dolce Vita/HD Full Movie(約3時間、英語字幕)

 

 

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