【昭和 listen】#054〜降旗康男監督逝く
以前映画館でも実写を観たことがあるが、たまたま今日日中は、平成18年日本公開の日中合作映画『単騎、千里を走る。』(中国語題『千里走单骑』)のDVDを久し振りに観ていた。
監督は中国側が張芸謀(チャン・イーモウ)、日本側が降旗康男(ふるはたやすお)だった。主演は高倉健。
まさにその降旗康男監督が20日に亡くなったと夜になって発表され、偶然とはいえ驚いている。享年84歳、R.I.P.。
降旗監督は健さんとコンビを組んだ作品が多く、特に「網走番外地」を始め東映やくざ映画の数多の作品でメガホンをとった。一方、平成10年の鉄道員(ぽっぽや)では日本アカデミー賞監督賞を獲得してもいる。
また、降旗・高倉コンビには昭和55年公開の『居酒屋兆治』という作品がある。
健さん演じる函館の赤提灯の店主が「マサカリ投法」で知られる村田兆治への憧れから店の名を「兆治」にしたという設定にしているものだ。
主題歌は『時代おくれの酒場』で、加藤登紀子が作詞作曲し、彼女自身のバージョンもあるが、ここはもちろん健さん本人の歌で。
懐メロ番組でも今はほとんど採り上げられることのない昭和の歌・通算54曲目。
♬ 時代おくれの酒場/高倉健
https://www.youtube.com/watch?v=T8Hn_FzfPk0 毒舌亭(2019.5.28up) |