【常緑音楽館便り】#1195 ブラジル版「アッと驚く為五郎」
Evergreen Music通算1195曲目は、ブラジルのシンガーソングライター Jorge Ben Jor(ジョルジ・ベンジョール(ジョルジ・ベン), 1945-)作曲による余りにも有名なボサノヴァの代表曲。
終活でLPレコードの整理をしていて、ずいぶん久し振りに見つけたので聴いた。
初リリースはジョルジのシングル盤だったが、1966年にセルジオ・メンデス&ブラジル’66 がカバーして世界的大ヒットとなった。
「マシュ・ケ・ナダ(Mas Que Nada)」は当時のサンパウロのスラングで「まさか」「なんてこった」「やなこった」などと言う意味だそうな。
なお、ハナ肇がこの言葉のニュアンスを受けて「アッと驚く為五郎」という表現を生み出したという都市伝説があったが、もちろん真実は定かでない。
ボサノヴァも最近はジャズと一体化(ボッサ・ジャズ)しつつあり、若干悲しい気がしないでもない。
♬ Mas que nada(1966(org.1963)/Sergio Mendes & Brasil'66
https://www.youtube.com/watch?v=zeBDoNBNMro
毒舌亭(2019.4.8up) |