【常緑音楽館便り】#1167 ブロードウェイ、観たかったなあ、の巻
あの「9.11」の直前、米国東海岸に出張したことがあり、当然、ニューヨークにも立ち寄った。
夜、時間が空いたので、何をしようかと同行者と相談。
メジャーリーグのヤンキース対メッツの試合(ニューヨーク市内に拠点を置くチーム同士のライバル対決試合をサブウェイ・シリーズ (Subway Series) というそうだ。ホーム球場がいずれもニューヨーク市地下鉄によってアクセスできるためだという。)を観に行こうか、それともブロードウェイのウィンター・ガーデン劇場のミュージカルでも観に行こうかとなったが、結局、飲み会で終わってしまった。実に勿体ないことをした。
当時、ミュージカルでは1982年に始まったロングラン公演「Cats(キャッツ)」が大団円を迎えようとする頃。
この「キャッツ」や「コーラスライン」「ライオンキング」などを通じ、ミュージカルを日本に根付かせたのが劇団四季だった。功績は大きい。
その創設者、浅利慶太氏が13日、死去していたという。享年85歳。R.I.P.。
浅利氏の秘書をしていたという女性と職場を一緒にしたことがある。
彼女は今ごろどこで何をしているのかなあ。
「コーラスライン」にも「One(ワン)」という良い曲があるが、Evergreen Music通算1167曲目は、「キャッツ」のテーマ曲「メモリー」を、劇団四季ではなく、本場のエレイン・ペイジのライブで。
♬ Memory / Elaine Paige
毒舌亭(2018.7.28up) |