【常緑音楽館だより】#1439~1440 アバとオリヴィア
欧州各国における行政機構について学ぶため訪欧したことがある。
その一つ、北欧スエーデンに行ったとき、ストックホルム市役所の担当部長から説明を受けた後、金箔を貼ったモザイクで壁面が覆われた大広間(Bla hallen / 青の間)を視察した。ここはノーベル賞の記念晩餐会が行われることで有名。
調査を終え、白夜のレストランで夕食を取っていたら、BGMとして聞き慣れた音楽が流れてきた。その曲は、『Dancing Queen(ダンシング・クイーン)』。スウェーデンのポップ・コーラス・グループ、ABBA(アバ)のちょうど50年前の代表曲で、世界13か国で1位となった。
そうか、アバはスウェーデン出身だったんだとその時知った。アバは、日本のヤマハ音楽振興会が主催する国際ポピュラー音楽コンクール「世界歌謡祭」に出場したその2年後、イギリスで開催された「Eurovision Song Contest(ユーロビジョン・ソング・コンテスト)」で優勝するや、世界中の音楽チャートを席巻した、同国で最も成功したグループだ。
アバのデビュー年は、私が社会人となった年と同じ。いわば、私の「同期生」である(笑)。
アバのヒットソングの一つ『Mamma Mia!(マンマ・ミーア!)』を映画化したものが、2008年の英独米合作のロマンティック・コメディ・ミュージカル映画『Mamma Mia!(マンマ・ミーア!)』。
主演がアンチ・トランプのMeryl Streep(メリル・ストリープ)、共演に007シリーズでジェームズ・ボンド役を務めたPierce Brosnan(ピアース・ブロスナン)。
そのマンマ・ミーア! の映画化を熱望し共演を切望していたのが、前述ユーロビジョン・ソング・コンテストでアバと共に競ったイギリス生まれのオーストラリア人、Dame Olivia Newton-John(オリヴィア・ニュートン=ジョン)。
オリヴィアは結局、共演は叶わなかったが、後に『Grease(グリース)』や『Xanadu(ザナドゥ)』などのミュージカル映画で成功した。
オリヴィアが、東日本大震災復興特別公演として日本における生前最後のコンサート福島公演が企画されたのが2015年。私は彼女のコンサートを聴きに(観に)行った。開催に気づくのが遅れたので2階席だったが、9000円の比較的リーズナブルな価格でオリヴィアの世界を満喫した。
ただ一つ悔しい思いをしたのが、公演収入の一部を福島県に寄付してくれることになり、ステージでオリヴィアから寄付目録を受け取ったのが、私が女房役を務めたことがある内堀雅雄県知事。ああ、自分がステージに上がりたかった。内堀さん、ずるいよ(笑)。
そのオリヴィアの誕生日は、私の誕生日のわずか11日後。言ってみりゃ、こちらは私の「同級生」ということになる(笑)
久方ぶりのEvergreen Music通算1439〜1440曲目は、同期生、同級生の2つのアーティスツの代表曲。
♬ Dancing Queen(1976) / ABBA
https://www.youtube.com/watch?v=xFrGuyw1V8s
♬ Grease(1978) / Olivia Newton-John & John Travolta
https://www.youtube.com/watch?v=bkWevngKTcw
毒舌亭(2026.5.20up)
    
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