【常緑名画座だより】#82〜初恋のきた道(1999)
欧米映画や韓国映画に比べると、日本で中国映画が上映されることは少ない。
その少ない映画の一つが、『我的父親母親(英:The Road Home、日:初恋のきた道)』。
若い教師と18歳少女の純愛ラブ・ストーリーだ。
しかし、時代の波「文化大革命」が押し寄せ、二人は離れ離れに。少女は町へと続く一本道で、愛する人を待ち続けるといったストーリー。
第50回ベルリン国際映画祭(2000)で審査員グランプリを受賞。
監督は、張藝謀(チャン・イーモウ, 1951-。高倉健主演の中国・日本合作映画『千里走単騎(邦題:単騎、千里を走る。)』(2005)の監督、北京オリンピック(2008)の開閉会式の総監督も務めた)、主演は、章子怡(チャン・ツィイー, 1979-)。
少女役を演じた章子怡は、公開当時20歳(現在47歳)。実に愛くるしく可愛い。
ちょっと見すると、デビュー直後の浅田美代子(現在70歳)の雰囲気に似ている。
その後ハリウッド・デビューを果たし大女優に。日本でもキムタクと共演したりしている。
そういえば、上海に遊びに行ったとき、場末の裏通りにあるレコード店で、チャンが25歳の時に出演(金城武と共演)した歴史アクション映画『LOVERS』の海賊版DVDを購入し、帰国便で降り立った空港の税関で没収されるのではと少しビクビクしたことを覚えている。
裏テーマとなった「文革」は中国の黒歴史。
商談で上海に行ったときに雇った男性通訳氏は、自分が文化大革命時の「下放政策」(上山下郷運動=都市部の若者(紅衛兵)や知識人を農村へ送り、肉体労働と「再教育」を強制した政策)で過酷な労働に従事させられた恨み辛み(うらみつらみ)を仕事そっちのけで我々に訴えていたことが懐かしい。
Evergreen Motion Picture 通算82本目。
🎬 初恋のきた道 / Trailer(US版予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=TQdPhycUP9g
毒舌亭(2026.4.8up)
    
|