【昭和 listen】#292 風雪ながれ旅
出張で青森に行くのが楽しみだった。
仕事を終え夜の宴席で津軽三味線の生演奏を聴く(観る)のが付きものだったからだ。
津軽三味線といえば思い出すのが津軽三味線奏者の初代高橋竹山(1910-1998)。
盲目で辛酸を嘗(な)めつくしながらも津軽三味線を全国に広めた第一人者だった。
その竹山の生涯をモデルにした曲が『風雪ながれ旅』(昭和55年)。
また、新藤兼人監督(1912-2012。お会いしたことがある)作品『竹山ひとり旅』という映画が製作されたこともある(昭和52年)。
作曲は文化勲章受章者の船村徹(1932-2017)、作詞は星野哲郎(1925-2010)のゴールデン・コンビ。
なんと今日9月30日は、その星野哲郎さんの生誕100年の当日。放送100年の年に生誕100年とは実にめでたい、めでたい。
このめでたい日に、この曲を250万枚も売り上げ紅白で通算7回も披露した御大・北島三郎と歌の上手さではピカイチの島津亜矢とのデュエット・ライブが今夜の昭和 listen 通算292曲目。
♬ 風雪ながれ旅〜まつり〈Live〉/ 北島三郎 & 島津亜矢
毒舌亭(2025.10.8up)
    
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