【常緑音楽館だより】＃1419〜セルジオ・メンデスさん死去

　ブラジル生まれ米LA在住のピアニスト、作曲家、編曲家、バンドマスターでBrasil ’66（,’88）などを統率したSérgio Mendes（セルジオ・メンデス）さんが5日、逝去。享年83歳、R.I.P.。

　1960年代中盤から後半にかけて巻き起こった世界的なボサノヴァ・ブームの推進役となった。ファースト・アルバム（LP）を持っている。

　最大のヒットは1966年の「Mas que nada（マシュ・ケ・ナダ）」（このコーナー既出）。

　他にビートルズの「Day Tripper （デイ・トリッパー, 1966）」や「The Fool On The Hill（フール・オン・ザ・ヒル, 1968）」のカヴァー曲のほか、「The Look Of Love（恋の面影, 1968）」、「Agua De Beber（おいしい水, 1966, 同既出）」などがヒットした。　

　たびたび来日し、2016年には小田和正、ゴスペラーズ、八神純子、八代亜紀らと福島復興支援コンサート『Music for Tomorrow in Fukushima』を福島県文化センターで開催したことを思い出す。

　Evergreen Music通算1419曲目は、彼（ら）のヒット作の一つ、「Constant Rain（Chove Chuva）/ コンスタント・レイン, 1967）」。

　セルジオ・メンデスとブラジル’66 のセカンド・アルバム 「Equinox / 分岐点」 （1967年）A面トップに収録されていた曲で、イントロとエンディングにシタールの音が入り、インド風の味付けがされている。

　♬ Constant Rain（Chove Chuva）/ Sergio Mendes & Brasil '66
　　https://www.youtube.com/watch?v=ZCFj8L_Fi-U

毒舌亭（2024.9.11up）