【常緑音楽館だより】#1417〜愛の讃歌(賛歌)
本27日未明(日本時間)、パリ・オリンピック開会式が行われた。録画を予約していたのだが、なぜかその時間に限ってBlu-rayデッキの電源が入らず録画は失敗、慌ててNHK+(プラス)で観た。
NHK+は録画が出来ない(PCでは有料アプリで録画できる)のが難点だ。いずれ再放送されるのを期待するしかないか。
セーヌ川を大小のボートで選手入場が行われるという革新的な開会式となったが、随所にいかにもフランスらしい小粋な演出が施され祝典を盛り上げた。
開会式中のパフォーマンスとして、米国の歌手 Lady Gaga(レディ・ガガ)、マリのアフロ・トラップ歌手 Aya Nakamura(アヤ・ナカムラ)、仏のオペラ歌手 Axelle Saint-Cirel(アクセル・サン・シレル)、仏のシンガーソングライター Juliette Armanet(ジュリエット・アルマネ)らが登場し、最後にカナダのCéline Dion(セリーヌ・ディオン)が登場、開会式を締め括る曲として「Hymne à l'amour(愛の讃歌)」を高らかに歌い上げた。
セリーヌは全世界で2億枚を超える総売上枚数を誇る世界の音楽史上最も売れたアーティストの一人だが、カナダ人でありフランス語(カナダ・フランス語)を母語とするだけに、選曲とも相まってパリ五輪にはふさわしい人といって良い。
ただ、2年前から神経系の難病「スティッフパーソン症候群」で全活動を休止し闘病生活を続けていたので心配していた。今回、見事に蘇ったことは喜ばしい。
ところで「愛の讃歌」はフランスの代表的なシャンソン歌曲。数多くの歌手にカバーされ、日本では越路吹雪(日本レコード大賞歌唱賞受賞)、本田美奈子、桑田佳祐、岸洋子、美輪明宏、加藤登紀子、宇多田ヒカルらにカバーされた。私の「Music(旧iTunes)」には、20種類の「愛の讃歌」が入っている。
Evergreen Music通算1417曲目は、オリジナルである伝説的シャンソン・シンガーÉdith Piaf(エディット・ピアフ, 1915-1963)で改めて味わいたい。
なお、開会式のハイライト画面がさっそくYouTubeにアップされているので添付した。
ところで、「Tokyo 2020(+1)」の記憶がほとんどない。あれはいったい何だったのだろうか?(意図的に観なかったのだから当たり前か)
〜セーヌ川クルーズの船中で浮かれ続け、しこたまビールを飲み続けたため、パリの絶景をほとんど味わうことが出来なかった苦〜い経験を持つ毒舌亭より〜
♬ Hymne à l'amour(愛の讃歌) / Édith Piaf(エディット・ピアフ)
https://www.youtube.com/watch?v=NtOWgI63ktQ
🎬 Paris 2024, cérémonie d'ouverture / 2024年パリ、開会式
https://www.youtube.com/watch?v=aQ58MlsntK4
毒舌亭(2024.7.31up)
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