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 NO-470 二人のモリマサコさん
毒舌亭Presents
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【昭和 listen】#245〜二人のモリマサコさん

 偶然にも、萩本欽一さんが初代司会者を務めた日テレ系の視聴者参加型歌手オーディション番組「スター誕生!」第1回を見た記憶がある。昭和46年のことだった。

 その記念すべき初代グランドチャンピオンとなったのが、モリマサコさん。芸名は森昌子(本名森田昌子)。たしかまだ中学生だった。現在65歳。

 今は亡き阿久悠さんが審査委員長だったように思う。

 デビュー曲の『せんせい』が大ヒットした後は、山口百恵さん、桜田淳子さんと共に「花の中三トリオ」として人気爆発。

 歌のうまさは正に絶品。演歌界で活躍し、紅白歌合戦の紅組トリまで務めた。

 森進一さんとの結婚・離婚、引退・復活と人生いろいろあったが、令和元年に最終引退してしまったのは実に惜しい。

 なお、デビュー前の山口百恵さんが昌子さんの付き人で、彼女の家に下宿していたというのは余り知られていない。

 蛇足だが、政界にも、モリマサコさんがいる。森雅子さん。元弁護士で福島県選挙区選出の参議院議員だ。法務大臣、女性活力・子育て支援担当大臣、首相補佐官などを務めた。

 

 東日本大震災直後、勤務先の私の部屋で、原発事故に見舞われた県土の除染や被災者支援などについて、一時間近くお話ししたことがある。

 「東北大学法学部で枝野幸男クン(元内閣官房長官、前立憲民主党代表)と同級生だった」とも話していた。

 その後、首相補佐官(災害ボランティア担当)の辻元清美衆議院議員(相馬市、新地町の3.11被災現地を案内したことがあった)の招待で国会に行き、衆議院特別委員会を傍聴したとき、森さんが特定秘密保護関連担当大臣として答弁に立ち、オロオロする場面に出くわしたこともあった。

 所属派閥は、いま話題沸騰の「安倍派」。安倍派はいまや「パー券裏金キックバック」問題で崩壊寸前。

 今後、彼女がどう身の振り方を探るのやら、興味が湧かないではない。

 昭和 listen 通算245曲目は、歌手のモリマサコさんの方で。

 ♬ 立待岬(昭和57年)/ 森昌子
  https://www.youtube.com/watch?v=A4_M-Es_pZs

毒舌亭(2024.1.3up)

♬ 立待岬(昭和57年)/ 森昌子

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