【昭和 listen】#240〜ワンちゃん死す
「ハナ肇とクレージーキャッツ」唯一の存命者であったベーシストの犬塚弘さんが本日死去。享年94歳、R.I.P.
クレージーキャッツの中でも、スッとぼけ風の演技が得意な役者として貴重な人だった。出演した日テレ系「シャボン玉ホリデー」はよく観た。
クレージーキャッツとして人気絶頂期、ドサ回りで来た昭和40年に実物を観た記憶もある。
桜井センリ(平成24年死去)と同様に、「男はつらいよ」シリーズに多様な役柄で出演していたことも思い出す。
7作目「男はつらいよ 奮闘篇」(昭和46年)では沼津駅前交番の巡査役、21作目「寅次郎わが道をゆく」(昭和53年)では温泉宿の親父役、24作目「寅次郎春の夢」(昭和54年)及び28作目「寅次郎紙風船」(昭和56年)では大工の棟梁役。
たいして目立たない役なのに、存在感があった。
歴史家の羽仁五郎の教え子だったことは今日初めて知った。
クレージーキャッツは、これでメンバー7人全員が不帰の客となった。 寂しいね。
昭和 listen 通算240曲目は、彼らの実にいいかげんな曲(昭和38年)を。
♬ ホンダラ行進曲〈Live クレージーキャッツ結成10周年コンサート〉 / ハナ肇とクレージーキャッツ
毒舌亭(2023.11.1up) |