【常緑音楽館だより】#1391〜霧のサンフランシスコ
米歌手 Anthony Dominick Benedetto(トニー・ベネット〕氏が昨日死去、R.I.P. アメリカを代表するエンターテイナーの1人で、全米アルバム・チャート1位の最年長記録保持者にして、アルバムをリリースした史上最高齢の人物としてギネス世界記録にも認定された大物で、1950〜60年代を中心に活躍した。
それにしても、同時代に活躍したナット・キング・コール(65年歿)、ビング・クロスビー(77年歿)、エルヴィス・プレスリー(77年歿)、サミー・デイヴィス・ジュニア(90年歿)、ディーン・マーティン〔95年歿)、フランク・シナトラ(98年歿)、ペリー・コモ(01年歿)、ハリー・ベラフォンテ(先日歿)など軒並み故人となっている中、享年96歳とずいぶん長生きされたものだ(ポール・アンカは健在、81歳)。
10年近く前にはレディー・ガガとのデュエット・アルバム『Cheek to Cheek』を出し、ビックリさせた。
最大のヒット作は『I Left My Heart in San Francisco』(1962)。
グラミー賞最優秀レコード賞、最優秀男性ソロ・ヴォーカル賞を獲得。
現在は完全にスタンダード曲となり、数多くのシンガーが吹き込んでいるが、邦題は他の歌手がすべて『想い出のサンフランシスコ』としているのに、トニーだけは『霧のサンフランシスコ』としている(我がiTunesには24人〔組)分を収録)。
私は東海岸だけで西海岸には行ったことがない(娘はロス(UCLA)に語学留学)ので、できればこの曲を聴きながらシスコを歩いてみたい気もするけれど、坂の多い街だからなあ。。。
Evergreen Music通算1391曲目。
♬ I Left My Heart in San Francisco / Tony Bennett
https://www.youtube.com/watch?v=r6DUwMnDxEs
毒舌亭(2023.8.2up) |