【昭和 listen】＃219〜小泉孝太郎のことではない

　白鷗大学名誉教授でシンガ―ソングライターの山本コウタロー（本名・山本厚太郎）氏が死去。享年73歳、R.I.P.

　彼を有名にしたのは、なんといっても徹底的なパロディ精神で貫かれ一世を風靡したコミックソング『走れコータロー』（昭和45年）を大ヒットさせたこと。100万枚近く売れたという。

　不肖・毒舌亭にとっては、彼が週1回出演したTBSラジオの深夜放送『パック・イン・ミュージック』が懐かしい。

　『走れコータロー』は、公営ギャンブルの廃止に取り組んでいた美濃部都知事を揶揄するナレーションをはじめ、二重三重のパロディが織り込まれた痛快きわまりない一品。

　今日の 昭和 listen通算219曲目は、ソルティー・シュガーの走れコウタローを。

　なお、後にそのアンサーソングというか、カバー（替え歌）ソングで『走れマキバオー』が平成8年に出され、更にそのカバー曲で『走れウマ娘』という曲が平成28年に出されているので、3曲続けてお聞きあれ。おまけで、『岬めぐり』（昭和49年）もどうぞ。

　辛いこと、苦しいこと、理不尽なことのみ多かりしこの現世。

　パロディやオマージュ、もじり、アイロニー、嫌みで憂さを晴らすことは健全な精神、当然の条件反射のなせる業（わざ）と言うべし。お楽しみください。

　〜自分が受験に失敗した一橋大学に合格・入学した山本コウタロー氏には一目を置く毒舌亭より〜

　♬ 走れコウタロー / ソルティー・シュガー
　♬ 走れマキバオー / F・MAP（福井謙二・三宅正治・青嶋達也（いずれも当時フジテレビ・アナウンサー）)　
　♬ 走れウマ娘 / 和氣あず未、高野麻里佳、Machico、上田瞳、大空直美、渡部優衣、藤井ゆきよ、明坂聡美 　
　（3曲続けて） 　
　　https://www.youtube.com/watch?v=q3-9mz6MfFY

　♬ 岬めぐり / 山本コウタローーとウィークエンド
　　https://www.youtube.com/watch?v=lzhXOgQ3-xY

毒舌亭（2022.7.20up）

※（3曲続けて）の方はYoutube意外では視聴できない設定のため、ここでは「岬めぐり」を引用しました。