第430話「桜咲く」

桜咲く

今年も桜が咲きました。

　どうなることやらと思っていた我が家でも、無事に春がやってきました。
　ぼっちゃんズ、二人とも卒業しました。

　年明けに次男様が登校したふりをして家に戻ってきてたり、学校に行かない日が出てき始め、2月からは完全不登校。

長男様はずー－－っと志望校の合格ラインに20点足らず、模試の結果の合格率は1/5。

　次男の担任の先生が家庭訪問に来てくれたり、スクールカウンセラーに会ったり、長男の担任の先生と志望校変更について面談したり。

　次男のためにもかーちゃんがもっと家にいる時間が必要かと、再び転職したり。

　かーちゃんは長男の志望校を下げる選択でしたが、長男本人はダメもとでも受けてみたいと言い、かーちゃんキャパオーバー寸前なので、夫が長男を引き受けてくれました。

夫が5回あった模試の結果を全部見直し、高校入試までの3週間で20点上げることを目指す。

　夫の指示のもと長男は受験勉強ですが、かーちゃんはかーちゃんで、夫のやり方に不満を持つ長男の愚痴を聞き、夫・長男間を取り成す。

　荒れて甘えてくる次男のフォローもする。

　長男の受験まで、あまりに荒れて長男の邪魔をする次男を連れて家を出ようかと思ったこともありました。

　長男を一人にするために、荒れる次男を無理やり車に乗せて出かけたこともありました。何年かぶりに五里霧中な日々でした。

　そして試験、合格発表。
　長男は狂喜乱舞、夫は・・

「ボクは気が抜けて熱出すかも」

　長男は高校説明会、制服採寸、物品購入、卒業式、その他諸々。
　次男は結局卒業式も参加せず、一人校長室で証書授与。
　どっちの卒業式も同じくらい泣きました。

　実際に受験したのは長男だけど、長男を限界まで頑張らせたい挑戦させたいと付き合い、実際に合格までこぎ着けた夫が一番素晴らしかった。感謝。

　文句言いながら夫の言うように頑張った長男、それでなくてもイライラする時期にもっとイライラする弟がいたのに本当によく頑張った。

　何度も連絡をくれ、次男のことをよく分かってくれいろんな方法を模索して下さった次男の先生に感謝。

　親の気持ちも分かって下さり、何度も指導して下さった長男の先生にも感謝。

　最後に、私が息子たちと仕事のバランスが取れなくなった時に声をかけて下さりいろいろと取り計らって下さった現事務所の先生に感謝。

　まだまだ続きますが、一旦ひと区切りです。

（配信：2023.4.6 ちぃな）　　To be continued⇒