2021読んだ本ランキング

2021年マイランキング作ってみました。

◆1位「始まりの木」夏川草介

　偏屈な民俗学者とその研究室の女子大学院生が研究のため日本中あちこちへ。

　私が先行した考古学と民俗学は研究方法やテーマが重なります。

　なぜこういった分野の研究が必要なのか、
　考古学以上に民俗学は説明が難しいと思っていたのですが、
　この本で言語化してくれました。

◆2位「風に立つライオン」

　感動のあまり、以前書いたので割愛。

◆3位「神様のカルテ」夏川草介

　シリーズ物で今のところ4作。

　映画は見たことありませんが、変人医師栗原一止を福士蒼汰君が演じたドラマはとても良かった。

「あせってはいけません。ただ、牛のように図々しく進んでいくのが大事です」

「生きるってことは、学歴とか肩書とかを掻き集めていくことじゃない。今自分にできることを少しずつ積み上げていくことだ」

「背中の龍で治療は変わらねえ」

「前に向かって歩く足と、一服したときに飲むうまいコーヒーだ」

◆4位「輪違屋糸里・下」浅田次郎

　新選組の芹沢鴨暗殺を、女性たちの目線から描いた浅田氏新選組3部作の2作目。

　輪違屋の糸里、吉栄、芹沢の愛人お梅、八木邸、前川邸のおまさとお勝。

　刀を持たず戦わない女たちがかっこよくてすばらしかったです。

　会津藩松平容保公もかっちょええ。

　土方歳三の見方が変わりました。

（配信：2022.1.27 ちぃな）　　To be continued⇒