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  第346話「一隅を照らす」


by ちぃな ちぃな
背景素材:ふわふわ。り
MP3"散歩道" TAM Music Factory
Site arranged by 葉羽

 

 

 

 

 

 

 

 一隅を照らす

ちぃな NHKでやってた「中村哲の声がきこえる」を見ました。

 中村さんと現地で一緒に働いていた若者たちを取材したドキュメンタリーです。

 日本で挫折した人。
 国連で働きたくて、自分の経歴に箔が付くとアフガニスタンに行った人。
 戦場ジャーナリストになりたかった人。

 日本に帰ってから
 僧侶になった人。
 会社員になった人。
 訪問医師になった人。
 農業に関わる仕事を選んだ人。

 中村さんから言われた言葉として心に残っている言葉として
 柳緑花紅(りゅうりょくかこう)
 がありました。

 柳は緑、花は紅。
 自分の置かれた場所で自分のできることをやる。

 やっぱり、そういうことなんだなーと
 ようやく思えるようになった不惑の年。

 大寒波の直後、3月の陽気だったせいか、
 梅が1輪咲いていました。

 四国のちぃな実家ではロウバイが咲いてるようです。

 

 去年、梅が咲き、桜が咲く頃にはコロナ禍でした。

 それから1年。

 中村医師がご存命だったらどのように思われるのでしょうか。

 会社の後輩より聞いた話です。

 耳の遠いお年寄りを診察するときは、
 聴診器の耳につける方をお年寄りの耳につけ、
 胸の音を聞く方をマイク代わりに「聞こえますか?」と
 話していたとのこと。

 ドキュメンタリーの中で、水路に入って遊ぶ子供たち、
 蛇口から出るきれいな水で顔を洗う子供たち。

 鬼滅の言葉をしみじみと思います。

『大切な人が笑顔で天寿を全うするその日まで幸せに暮らせるよう
 決してその命が理不尽に脅かされることがないよう願う』

 鬼滅の最終巻を読み直し、いろいろ思い出したりして
 思わずうるっと。

(配信:2021.1.28ちぃなちぃな)  To be continued⇒

   

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