|
都心を走る夕暮れ時の地下鉄。サラリーマンがほとんどの殺風景な車両に、母親としり取りをする小さな男の子の声が響いた。無邪気なかわいい声に、車中の空気が緩む。
大震災以来、東京の雰囲気は大きく変わってしまった。節電のため街は明かりや音楽を控え、観光客が激減した繁華街には閑古鳥。うんざりするほど華やかだった東京の日常は、どこかへ消えた。
毎日のように続く余震と原発事故への恐怖は、体の奥深くに入り込んだしつこい病魔のように、えたいの知れない不安となって首都に根を下ろす。西日本の人々にあきれられながらも、仲間内では放射能の話題ばかりだ。
それでも、表面上は意外なまでに平静が保たれている。水や野菜から放射性物質が検出されても、全体的には大きな騒ぎにはなっていないし、本数減でいつ来るか分からない電車をみんな辛抱強く待っている。言う割には放射能よけのマスク姿の人は少ない。
1300万人が暮らす東京。そこには、大勢の人間がスムーズに生活を営むための暗黙のルールがあるようだ。急ぐ人のためにエスカレーターの右側を空けるように、今回なら、パニックにならないために「公的発表に従う」ということか。
福島第1原発では、命がけの作業が続いている。被災地では、肉親や家を失った人々が悲しみと不安に耐えている。「健康に影響を与えるものではない」。発表を信じ今日も首都機能は維持されている。しみじみと大人な国民に、政治はどうこたえるか。
|
|
首相の福島原発視察に
批判の声が上がりました。
|
福島原発 視察批判に首相反論
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1550759&media_id=2
(編集者より : 上記URLは、現在、移動または削除されています。)
|
|
被災地の医療事情は
大変なものです。
|
こういう現場を視察して欲しいです・・・・。
被災地へ医療派遣された方の日記です。
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-wing/c/c243b43b34607432f159db67544ada11
(編集者より : 上記URLは、現在、移動または削除されています。)
四国の生活は震災前も後も変わりありません。
被災地へ送るからと、水や生活用品が品薄だったりはするけど、並んだり、買えなかったりすることはありません。
毎年四月に行われる花見を兼ねた町内のお祭りも開催されるとのことで、会場にはぼんぼりが少し前から準備されていました。
年度末だからか、道路の補修工事も行われています。
お祭りなんて、今年くらいは中止にして欲しかった。
開催するなら、せめて今回は売上金は全額寄付にしてほしい。
通れる道路の補修工事なんてやってるくらいなら、重機とガソリンを積んで、被災地の道路を作りに行ってほしい。
テレビの震災関連のニュースがどんどん減っていって、まだまだ困っている被災した人たちは本当に大勢いるのにバラエティーなんて見てる場合じゃないと思うけど、今の自分にはどうすることもできない。
震災関連のニュースを見ていても、被災地の小学校で泣きながら歌ってる子をアップで撮り続けるカメラに怒りを覚えたり。
そんな中、仙台の友人とは少しずつメールをやりとりするようになり、次男が誕生したことも伝えました。
友人からは「大変なときに頑張りましたね」とメールがあり、そっちの方がずっと大変じゃないかと思わず涙。
新聞の投稿欄には、仙台の人からの投稿がありました。
「被災地以外の方には笑顔で温かい気持ちで生活して欲しいです。東北の分まで経済を回してください。私たちは足踏み状態ですが、きっと歩き出せる日がきます」
これにも思わず涙。
逆に被災地の方々に元気づけられている私です。
独り独りが自分をしっかり生きること
朱雀さんの言う通り今必要なのはこのことだろうと思います。
私の場合はやっぱり母親業なのかな・・・。
(配信 2011.4.11ちぃな) To be continued⇒
|