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「散歩道」
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背景素材:ふわふわ。り

第1話「怒涛の出産レポ!」

by ちぃなちぃな

 

 

 

 

 

 

 

 オナカがいつもと違う・・

 12月4日午前3時半・・・、オナカがいつもと違うような・・・?

 ためしに時間を計ってみると、10分おきにオナカの中で雑巾を絞ってるような・・・?

 これはもしや陣痛ってやつですか???

 夜が明けて、お義母さんお義母さんにそのことを告げ、健診に行く日でもあったので、朝一番で病院に行くことに。

誠一郎近影

長男:誠一郎近影

 念のため、香川の実家のちぃな母ちぃな母と出張中の夫チャンチャンにもメールで連絡して、よっしゃ準備はOKだ!

 朝からいつも以上にゴハンをもりもりと食べ、う〜ん、やっぱこれは子が出てくるから体力付けとけということか・・?

 さてさて、病院へ行き、一番に診察をしてもらうと・・・

「う〜ん、まだかる〜くだね。陣痛ですらないから。

今日は通常の健診にして、何もなかったらまた来週ね。」

 ・・・・マジで!? (*'o'*)

 これで1週間過ごすの!?

 しゃーねーべ。

            

 

 帰宅・・そして再び陣痛・・

 てなわけで、気が抜けた私たちは、いつものパン屋さんへ行きました。

 そこのおねーさんの・・

おねえさん「私は陣痛が5分おきになってから1日以上かかりましたよ」との言葉に、

ちぃな 「じゃ、1週間は待たなくていいか?」と思いながら帰宅。

 ふうぅ、やれやれ・・なんぞと休憩していると、何やらオナカん中の雑巾絞りの間隔が短くなってないか?

 しかも、けっこー痛いんですけど。

 でも、陣痛ですらないって言われたしなー。

ね、ドシタノ?

ね、ドシタノ?

 追い返されたとこなので、まだまだだろうと、波が来るたびにお義母さんお義母さんに背中をさすってもらいながら唸ってる私。

 これが1日以上かかるのかい〜。ううう、ツライなあ(>O<)

お義母さん 「5分おきだから、お昼食べて、午後の診察が始まる2時になったらもう1回行ってみようね」

 なんて言ってる間に、3分おきに。

 2時なんて言ってないで早く行こうと、もう1度病院へ。

 病院までの車中も絶え間なく襲ってくる波に、唸ってるしかないワタシ(T_T)

 12時半には再度病院へ行って、すぐ検査。

「ごめんね〜。安産だよ。」

看護婦さん看護婦さん「よくここまで頑張ったね〜」

 ってオイ、そっちが追い返したんじゃないかあっ!

 と思うけど、つっこむ余裕もなく、何でもいいから早くしてくれ状態。

「明るいうちに産まれるよ」

 へ?そうなんだ。夜かと思ってた。んじゃ、夕方か?

ちぃな 「夫が来るまでに3時間くらいかかるんですけど、間に合いますかね?」

看護婦さん 「3時間?う゛〜ん・・・」

 うっそ!?もっと早いの!?ひょええ。

 いか〜ん、このままでは、誰にも知らされずに、産まれてしまう!!!

ちぃな 「お義母さんに産まれるって言っといて下さい」

 とそれだけを頼み、なされるがままに陣痛室へ。

 さてさて、どうなりますことやら・・

            

 

 片手に血圧計、片手に点滴・・

 陣痛室では、片手に血圧計、片手に点滴。

 しかも、この点滴、間違えたり、うまく入らなかったりで、3回も針を刺された(T_T)

 が、とにかく痛くてそんなことに構っていられない。

 そして私よりも先に陣痛室に入っている人を抜いて、ついに分娩室へ。

 看護婦さんに抱えられて分娩台に上がりながらも襲ってくる波に、看護婦さんにしがみついて・・

ちぃな 「もうだめ、出る!!!」と叫ぶワタシ。

看護婦さん 「まだよ〜、出ちゃうから我慢してね〜。まだだめだからね〜」

 ・・・・ツライっす(TOT)

スヤスヤ・・

スヤスヤ・・

 何かにつかまりたいのですが、左手はレバーを持たせてくれたけど、右手が何もなくて、看護婦さんの服をつかんでたら、どっか行っちゃうし(>_<)

 そうこうしてる間に、なんと、お義母さんお義母さんが入ってきてくれました。

 立ち会いは、実母と夫のみでお姑さんはダメ!って断られたのに、え〜ん、よかったよ〜!!

 後から聞いたところ、分娩室の入口にくっついていたら先生が来て・・

「お母さん、入って入って」と言われたとのこと。

 実母と勘違いされたようです(^^;)

 お姑さんだと、妊婦が気兼ねしちゃうからダメとのことですが、実母だろうとお姑さんだろうと、そんなことに構ってる余裕はどこにもありません。

 てなわけで、お義母さんの手を握りしめ、2回ほど絶叫。

看護婦さん 「もういいよ〜。下見てみて」

 との言葉に、見ると、紫色でもの凄い顔をしたお子様が。

 うっわ、感動〜!!

 ・・・してる余裕はどこにもなく、とにかくぜーぜー息をするだけの私。

 産まれたら、胸に乗っけてもらうカンガルーケアなるものをさせてもらう予定だったですが、子は、そのままどっかへ。

 あれっ?行っちゃうの???

夢を見て笑ってる・・

夢を見て笑ってる・・

 その他諸々の処置の後、陣痛室に戻り、2時間の安静タイム。

 その間に小児科の先生が来て、「ごめんね〜、間に合わなくて」

 カンガルーケアができなかったのは、先生が間に合わなかったからなのでした。

 そんな余裕なかったから、もういいよ・・・・・。

 そんなこんなで、ちぃな家には、12月4日13時36分、2640gの男の子が加わったのでありました。

            

 

 そして、命名!

 この日は、予定が繰り上がっての出産が多かったらしく、この日、この病院では息子も含め、10人が産まれたとのことでした。

チャンチャンが到着したのは、午後7時。

 “通信SECRET”に載せてもらった写真は、マトモに子供の顔を見ておらず、また起き上がることもえきない私のために、チャンが撮ってくれた写真です。

 名前は、誠一郎になりました。

 性別が判明してから、チャンと二人、考えに考えた名前です。

 夫婦ともに名前には苦労した経験があるので、とにかく分かりやすくて流行じゃない名前である上に、姓名判断、風水、画数、全ての面で完璧な名前を調べたのでした。

コンニチワ・・

コンニチワ・・

 それにしても、本当にいろんな方に感謝するばかりです。

 同日に産まれた子供の中で、一番小さかったものの、無事に出てきてくれた息子。

 陣痛時から出産までずっと付き添ってくれ、洗濯など全てを引き受けてくれたお義母さんお義母さん。

 立ち会いは間に合わなかったものの、その後は傷口が痛くて眠れない私に付き合って夜通し起きててくれたチャン夫。

 仕事を無理矢理休んで香川から駆けつけてくれ、病室に泊まり込んで世話してくれたちぃな母ちぃな母。

 どんな時間でも、ナースコール1つで様子を見に来てくれる看護婦さんたち。

 具合が悪いとき、相談にのってくれた助産婦さんや栄養士さん。

 そして、お祝いのメッセージをくれた全ての人たち。

 結婚式の時にも同じようなことを思った記憶がありますが、思った以上に動けない自分が情けなく、その自分を支えてくれている人たちがこんなにもたくさんいるということが、この時ほどありがたいと思ったことはありません。

 全ての人たちに、大感謝!!!!!!!

 ではまた。

(配信 2007.12.22ちぃなちぃな)  To be continued⇒

 

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