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最近癒されてるのが、実は特にマンガ。 人と喋るのも癒されるんですが、つらつらと考えそうな夜辺りに読むと、何とはなしに心が緩む、気持ち良い作品の1本に今人気爆発中の「町でうわさの天狗の子」と言う少女コミックがあります。 この「町でうわさの天狗の子」、エライ人気で、古本屋さんでも高価買取に入っていたり、ネットオークションでも人気でなかなか手に入りずらかったり、新書を買ってくれと作家さんには泣かれそうですが、人気のほどが伺えます。 (もちろん新書も新刊も売れてます) 少女マンガはとんと縁遠くなっていた私がなぜ手にしたかと言うと、きっかけはテレビ「王様のブランチ」でコミック紹介の時に、かの谷原章介が(ファンではないです)とにかくおススメしていたのが印象にあって、大人の男の人でも楽しめるのかあと手にしてみたのが始まり。 タイトル通り、小さな緑峰町(決して街ではない)に住む、天狗と人間の間の娘さん、秋姫と幼馴染の天狗修行中の瞬ちゃん、片思いのタケル君、親友たちや高校生になったクラスメイトの金ちゃん等々、人物も魅力的なのはもちろん、何気に出てくるお父さんの天狗や三郎坊から九郎坊まで出てくる眷属見習や、いろんな登場人物、皆みなが優しく柔らかに話が進むんです。 もちろん少女マンガですから恋のお話は中心なんですが、シーンの印象的なレイアウト、心に染みる一言のセリフ、逆でセリフのない見せ方が、意外と普通で普通じゃない主人公秋姫と瞬ちゃん、周りの純粋さが、目にいたいほど眩しくキラキラ光るようで☆☆☆ 今の学生にこの気持ちがあるのかと問われれば、一種理想の様なマンガなんですが、でも根っこの部分では誰しもが持っている、優しさとか、純心さの心の豊かさなんかがエピソードとともにちりばめられていて、好感が持てる以上に、とても読んでいて気持ちがいいんです。 周りに求めても足りない要素も、マンガでは満ち足りて流れているのは、現実逃避と言うより、むしろ現実への回帰があるのかも、と言うフィクションバリバリの設定なのに、中身は純粋に高校生達のやりとり。 現代っ子らしい視点や会話と、アナログな優しさが旨い具合に調和していて、心地いい* お喋りで可愛いアホ設定の秋姫と対照的に、口数の少ない瞬が語る背中とか表情とかも見どころ♪ 最新刊では秋姫が天狗として変化していく心の不安定さも、若いからの不安定さにも似てそれもふうわり包んでくれる。 可愛いだけじゃなく計算とかそれなりにあってもなくても純粋さが又愛おしいマンガならではの世界、優しいんですよね、何より*** 感動って、優しさって人に響くなと改めて感じました。 今こんな時だからこそ、余計身に染みる。正しいとか正しくないとかの前に、すんごく優しい。 マンガやドラマ、映画って、結局はそこも行きつく先じゃないのかなと、思い出しました。 そう言えば先日、レディー・ガガの歌を歌う少女の動画を偶然見て聞いたガガ本人が 次の世代にも先の世代にも歌い続く=そしてそれは誰しも目指すのに、なかなかに大人の事情や社会の波で忘れがちになってしまっても、それでもやはりある未来、このマンガの話とリンクして、とても心が温まった、優しい気持ちに戻れたエピソードです。 あたしも色々間違えてるかも知れなくても、気が付いたり思い出しながら、感動して だって生きてるんですから♪ Written by Akio (2011.10.30up) |
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