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日曜日にレンタルDVDで映画「FLY,DADDY,FLY」を観ました(^o^)/ 主演はV6の岡田君と堤 真一の邦画です(^_^)v(以下ネタバレあるかもしれま 実はこの映画を観るのは2度目(*^−') しかし映画館上映中は(結構前ですが)一切興味が無く、スルーしていて、DVDになってレンタル屋さんに並んでから、脚本がかの有名な直紀賞受賞、映画は日本アカデミー賞獲得した小説「GO」の作家、金城一紀と知っていたため手に取りました。 実は「GO」の映画の方は、かなりはしょられていて、大事なシーンがほぼカットされていたためか、脚本自体を金城一紀氏が手掛けたと言うのはすごく納得する所がありました(映画化で別のものになるのを防ぎたかったのかなと) そしてこの作品「フライ,ダディ〜」こっれがひっじょ〜にイイ作品で、大満足で一度観終えました。 そして久しぶりに2度目で日曜観てみたら、思い出で「良かった♪」と記憶していた以上の、もう「名作(≧▽≦)」の域のスゴイいい作品だったのです( ̄―+ ̄) 一度目観た時は、夕焼けが本物だったらいいのにと細かく思う所もありましたけれど、今回は2度目なのに作品がダイレクトに入って来て(2度目だからかも?)気になら それ全てこの作品の魅力にあります(*^_^*) 岡田君演じる朴(パク)スンシンと堤真一演じる鈴木一(はじめ)の物語なのですが、始まりは現代社会の歪みを伺わせる内容ですが、しかし、実はスンシンが出て来てからが本当の物語。 とにかく焼き付いていて、今回も見とれてしまったのが、スンシンが舞う鷹の舞。 モンゴル相撲の勝利者だけが舞う事を許される“鷹の舞”をスンシンがアレンジしたオリジナルと言う風になっていますが、実に見事です(≧Д≦) 翔び方の描き方、アングルと言い何かとてもキレイで飛ぶ姿を観ている様(>_<) そしてその見事さは、鈴木一との関係とつながりが土台となっていて、木の上のシーンや遊園地、最後の決闘の中とエンディングと、随所に優しい翔ぶ姿のスンシンが浮かび上がる様な造りになっていて、胸が熱くなるのです(ノ_<) それらに通ずるのは、、セリフがすごく効いている事も重要で(流石そこは金城一紀!クサいかなあと思いそうなシーンでも、決してクサくさせない力量!!脱帽です(^O^))、その中でも一番心に刺さったのはスンシンの「勝つのは簡単だよ 問題はそれの向こう側にあるもんだ」。その“向こう側にあるもの”に惹かれました。 「GO」の小説の時もそうだったのですが、そこが「GO」でも一番描かれていて、訴えるものがあった様に思いますo(>_<)o 特に若い人に是非とも伝えたいテーマ!!映像的にも魅入る作品で、表現と演出がじっつにすんごい旨い(^_^)v 私はジャニーズファンでもないし、V6は好きな方だけれど、岡田君には全くと言っていい程興味が無かったのに!?まさかその岡田君に見惚れる事があるなんて\(◎o◎)/思わなかったのが見惚れました(≧Д≦)ゞ 堤真一も芸達者ぶりが吉に出ていて、いつもテレビドラマでやる渋い感じとは真逆だけれど、鈴木一と言う役の人の良さがそのまま素直に入って来る、二人共超ベストなハマり役(*^−') ちなみに仲間役には2度目でわかったのですが、かのNHK朝ドラ「ちりとてちん」で人気沸騰した青木崇高がスンシンの仲間役で演じていたり、有名な役者さんがぞろぞろ出ていて、キャスティングからも、作品の企画段階からの良質さが伝わると共に、今は知ってるあの人が?と思わぬ発見ができたりするのも、前の作品を観る又一つの楽しみだったりします♪ 金城作品に共通するテーマと言うかメッセージに、事件と言うものに巻き込まれる脈絡の無さ・意味の無さの様なものが描かれるのですが、そこにどう立ち向かおうとしてきたかがスンシンを更に深く優しくしています。 そして鈴木一は、今までの家族や自分を持ちながら、新たな自分に成る、飛んで行くと言うかなりの重厚な話が、重厚ではなく、さらりとしながらも、心に優しく入って来て、ラストには清々しく飛びたって行くのです。 この作品が、日本アカデミー賞は取らなかったのが今更不思議だったりします(´A`) 女性は細かく描かれていなかったけれど、それより鈴木一とスンシンの二人、男子高校生の賑わいなんかが好印象で、些細な事も気にならなかった程です(^_^) 小説の「GO」では、犯罪した側にも悪気がなくて、不運な偶然で犯罪が起きてしまいますが、今回は悪役は地で行くと言うワルっぷりでしたが、やはり最後はその悪役にも悪意がないところも良かった(*‘‐^) 大まかなストーリーはオーソドックスかも知れないですが、それより伝わってくるものの多さと優しさと強さが、何かを学んでも学ばなくてもいいから(学ぶ所はスゴイ多いんですけど)是非一見飛んで観て欲しいですo(^-^)oVerryVerry Goodなこの作品で、秋の始まりの夜を過ごしてみました(^O^)/~~ see you ! Written by Akio (2008.9.11 up) |
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