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Secret-66 「新たに加わる黒歴史」

「傷だらけの天使」

 いやぁ、こんな事は何十年ぶりでありましょうか。

 早速、悲惨なその状況写真を。

 

 えええ~ ケイコが死んデンブルクっ!!

 これは、とある居酒屋に入店後30分経過後の写真。料理は何も出ておりません。注文していない? ・・いえいえ、注文しているにも関わらず・ですっ!(きっぱり)

 何でこんなことになってしまったのか?

 時は2時間前に遡ります。

「今日の映画(「AI崩壊」)は何時から?」

「まだ時間はある。それまで・・できれば行ったことない店で飲んでから行くか。そうだ、「日本海庄や」の跡になんかできたらしい。行ってみよう!」

 ということで、早速出かけて行きました。

「日本海庄や」は、よく利用していたお気に入りの店でしたが、この時代に200人収容という大型店路線が行き詰まり、昨年閉店したばかり。

 行き慣れた階段を降りていきますと、見えてきたのがこの入口。

「え!? ・・やってない?」

 店の中が暗く静まり返っております。おそるおそる覗いてみると奥の方に明かりらしきものが。

「それにしても、この店名前、どれなの?」

 

 たしかに三つの店名が書いてありますが、意味わかりません。う~むぅ・・。

 気を取り直して店内に入ったものの、誰も出てこない。待つこと1分・・焦れて奥の方へ足を踏み入れると、さほど混んでもいない店内でウェイトレスさんが、何か客から叱られている・・クレームか?

 とても声をかける雰囲気ではないので、またまた待つこと2分。何とか席を取ってもらって座ったのが17時40分。映画は19時開始・・うん、まだ間に合う。

 早速テーブルの上のメニューを見ますと、単品メニューがやたらと高い。

「なに、揚げ出し豆腐が690円!?」

 ほかにホルモン炒めが990円(税抜き)、ポテト&ソーセージ690円(同)、豚キムチ890円(同)、ベーコン・カマンベール890円(同)、サラダが990円・・って、おいっ! 高級店にしてはメニューがチープだろ。

「じゃ酒は?」と見ると・・

 

一合2000円っ! ヾ( ̄0 ̄; )ノ

 獺祭・・たしかに旨いと思うけど、それほどの酒か??

 ・・ま、日本酒はいいや、時間ないし。とりあえずビールと、ケイコはあったかいウーロン茶、そんでもって枝豆とサラダと・・メインは鍋かな。

 テーブルの上にある呼び出しピンポンを押すが、全く来る気配なし。というのも、店の中じゅう同じ状況らしく、あちらこちらでピンポン鳴り放題。

「従業員、足りないんじゃないのこの店?」

 ようやくやって来たオネーサンにご注文。

「かくかくしかじか・・で僕、鶏が食べられないんで豚鍋二人前ね。あと、7時から映画見るんで、早めにお願いします。」

 と、注文を完了。とりあえずこのピンポンの嵐の中、5分ほどかかって飲み物が到着。しかし、お通し一つが到着したのは更に5分後で、ビールを飲み終わってから。

「やっぱあったんだ、お通し!? ・・じゃ、ビールお替り。」

 そして10分・・・

 20分・・・何も音沙汰はありません。

 でもって、ケイコはこう(笑)

 さすがに枝豆もサラダも20分以上待たされて出てこないとなれば、夫婦のお笑いネタも尽きてしまいます。

 空しく時間は流れ、30分以上待たされたところで堪忍袋の緒が切れました。

 テーブルのピンポンを秒間16連射で早押し。

 ところが別のテーブルでも早押しが始まったようで、店内はピンポンの激嵐!

 やむを得ず、通りがかったフロアマネージャーらしき風体のオジサンを無理やり引き留め・・

「申し訳ないけど、7時から映画見に行くんだ。あと40分しかないから注文キャンセルでお勘定してくれる?」

 そのオジサン、平身低頭したものの「鍋はもう作ってるのですぐ持ってくる」とのこと。

 腕時計と睨めっこしながら「あと40分・・10分で掻っ込めば何とかなるか」と諒承。

 で、さすがに3分ほどで鍋が到着。でもまだ火は通ってない。間に合うか?

 しかし問題は中身。

 

トリじゃん! ヾ( ̄0 ̄; )ノ

 ・・結局、「コレは注文したのと違うし、これが食べられないから豚を注文した」と念押しすると・・

「鶏でしたか・・」

(いやいやいや、ソコは「申し訳ありません」だろ!)・・と心の声が出かかるもグッと押しとどめ、清算させてもらうことに。

「では、生ビール二杯とウーロン茶と枝豆にサラダで3200円・・」

「料理は何も出てきてないよ、40分!」

「あわわわわ・・」

 ついにやっちゃいました。(涙)

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

 それにしても、日本海庄やの時に居たカンダさんやスーパーウェイターのアンザイ君らの接客は素晴らしかった。僕の注文でオーダーを改良したりもやってくれた。

 あの素晴らしい接客でも大型店路線で躓いたのに、今度の店も同じ200人席。全く見ていないというか何というか。

 しかも「個室居酒屋」と銘打っているものの、店内は「庄や」の居ぬき状態。本当の個室は奥にある和室が8つほど・・のはず。違うところといえば店内を暗くしたくらい。(あとは入口の出迎え担当を無くしたことか・・ダメだろそりゃ!)

 店の運営全体をマネージメントしている人は居ないのか?(居ません)

 実は、ダメな居酒屋で嫌な思いをしたのは最近、他にもあって、昔の居酒屋はこんな事なかったのにな・・って、やっぱ「岩瀧」に行ってればよかった(涙)と反省することしきりなのであります。

 あ~あ、まさかこの歳になって新たな黒歴史を加えることになろうとは・・。

 で結局我々は、途中のコンビニでおにぎりを買い、映画館の駐車場でパクついてから滑り込みで映画館に。

 え、「AI崩壊」は?

 うん、ぢつに面白い映画でしたよ・・多分。←(ホントに冷静に観れたのか?)

 ちゃんちゃん!

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

 

<<THE END>>

 

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