その217
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  ゆず沢の茶屋朗読会 (詩:大和伸一&葉羽)

 蝉の声が消えると
 突然の秋空

 蕎麦畑の白い海に
 赤蜻蛉が揺蕩い

 夕陽が射し込めば
 宵闇が迫る

 今夜は囲炉裏を囲んで
 三年ぶりの朗読会

 谷英美さんは
 大震災でも手弁当で駆け付けて
 心の糧を届けてくれた人だ

 虫の音に包まれた
 茶屋の工房で
 今年もまた
 温かな声が胸に沁み入る

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by H/MIX GALLERY "二人の旅人”
  Site Aranged by Habane
   Photo by 大和伸一「朗読会

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