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 #090 つぶらな瞳

お店にときどき来るんです。

 サオリのとこのヒビキ君みたいな赤ちゃんが。

 その日、レジにはいっておりましたら、赤ちゃんを背負ったママさんがやって来まして。

 すると、その赤ちゃん、ママさんの背中から、こちらをじっと見つめておりまして。

 つぶらな瞳っていうんでしょうか、それはもう、キラキラした眼差しで…。

「あのぅ、どうかしましたか?」

「あ、いや、赤ちゃんが…」

「はい、三ヶ月なんですよ~」

「三ヶ月なんですよね~! …それはいいんですけど。」

「えっと、何か?」

「眼が合っちゃうんです。」

「はい、人見知りしないんですよ~」

「しないんですよね~! …それはいいんですけど。」

「まだ、何か?」

「いえ、そのぅ…

 

 

「照れるんですけど。」

(ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)  (ToT)

         


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