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by AyumiAyumi
Report by Ayumi Nakamori
"Jazzy Night" by MIDIBOX
Photo by H.Yamamoto
Site-arranged by Habane

 

AyumiAyumi

 去年のことでした。

 爽やかな夏の昼下がり、当時東京事務局でアルバイトをしていたYさんがある写真を見せてくれたのが今思うと始まりでした。

 この写真は彼女と、ペットであるプレーリードックのPちゃんが、さらにもう一匹のプレーリードック友達と、それはそれは仲睦ましく代々木公園で遊んでいるなんとも夢のような光景を激写したものでした。

プレーリードッグ

プレーリードッグ

「小さくて可愛いもの」が大好きで、当時「人生に何か劇的な変化(つまり残業しないで早くうちに帰りたいと思うようなモチベーション)」をキョウレツに欲していた私は、Pちゃんのあまりの可愛さに「ペットだ!ペットしかないぞー!」と開眼したのでした。

Ayumi(安易だなぁ。 よい子の皆さんはこんな風に簡単にペットを飼ってはいけませんよ!)

 

 結論はチワワ

 それを境に、日々仕事帰りに早稲田駅近辺の本屋でペット関連書をくまなく立ち読みし、休日にデパートのペットショップに通い続け至った結論は「チワワ」。

 犬が好きというよりチワワが好き。ちなみにこの直後にア○フルのCMでクーちゃんが出現しブームになってしまったけど、私は一歩先なんだからねー!

Ayumi(つまらん意地やのう)

クーちゃん

クーちゃん

(「帰宅編」より)

 ほぼ時を同じくしてダッカ行きの話がきて、勿論(まだ見ぬ)チワワをとるか、駐在員になるか悩みましたが(笑)バングラデシュで仕事をするのも「人生の劇的な変化」には変わらないので、チワワを泣く泣く諦め「黄金のバングラ」へ赴任することに。

 しかしダッカ赴任後も、まだまだ未練がましく「チワワ的な」バディーがいないものかと観察を続けました。

 実はダッカ事務所にはジェリーというワンちゃんがおり、一応番犬ということになっているのですが、私が日本から事務所について初対面の時も尻尾をフリフリだからちょっと頼りない。

 でもびっくりしたのがこのジェリーさん、時々3階の屋上に一人で上って空を眺めているんですよねぇ。

 犬って高いところに登るのねー。まるで鶏が木の上にいるのを初めてみたときのような感動ではないですか。

 でもジェリーはデカイから、私のチワワ欲を満たすにはイマイチ。

タンガイルの人々

タンガイルの人々

(by 山本弘)

 ダッカの街で他にどんな動物が目に付くかというと、牛、ヤギ、鶏、アヒル、などなど。

 サッカーなどを行うグラウンドでは牛が草を食べているけど、多分これはグラウンド整備のお仕事中。

 同様にご近所の国会議事堂の裏庭の鶏・アヒルもお庭の剪定中と思われます。

 こういうのって、役アヒルとか言うのかね?もしや他のお掃除の人みたいに公務員?そう言えばツウが好むところでは蛇使いなども現役らしい。

 いやいや、高級住宅地の一角で小鳥やウサギが籠に入って売られているのも見たからペットを飼っているベンガル人だっているのでしょう。

 でもウサギもデカすぎだし、インコは溺愛していたオカメインコのシンちゃん(小学生当時大ファンだった風見しんごより命名)が籠から逃げてしまったトラウマを未だ引きずっていてパス。

 

 そんなある日・・

 そんなある日、昼間ダッカの街中の中央分離帯の緑のあるところに放牧(?)されていることヤギを見ながら、私のチワワ熱を知るある人が「ヤギ飼えばいいじゃん」との衝撃発言。

 そういえばバングラのヤギってすごく小さい。

 暫くはどうしてこんなに子ヤギばかりいるんだろうと思っていたのですが、どうやらそういう種類らしいのです。

 犬で例えるならば・・・チワワではないですか! うーんイケルかも!!

         

 ・・・しかし帰任時に、市場に売られていくチワワ山羊の姿を思うと既に「ドナドナ」が頭の中に流れて泣きそうになって辞めました。

 第一ヤギも牛たちと同じように、とても忙しいので私の相手などしている暇はないのです。

 というわけでもう暫くは、こんな姉を不憫に思った弟が私の誕生日くれた「おさんぽチワワちゃん」。

Ayumi下の写真↓で我慢ですが。(これならお世話は電池だけだしね)

おさんぽチワワちゃん

おさんぽチワワちゃん

 最後にもう一つ!

 この間こちらの新聞でクーちゃんを発見!

(The Bangladesh Today, August 7, 2003)

 内容は、日本で熱狂的な人気の大きなおメメのクーちゃんが某社(日本)のクレジットカードに登場とのこと。

クーちゃんのクレジットカード

クーちゃんのクレジットカード

 意外な再会にまたも涙の私でした。

AyumiAyumi (2019年8月1日リニューアル・アップ)

     

habane葉羽

 見知らぬ土地での一人暮らし・・・やはり、癒してくれる何かが必要ですね。

 疲れて帰ってきて、ホッと癒してくれる。

 そしてまた、生きるための新しい活力を与えてくれるもの。

 今は、このダッカでの勤務を終えてアフリカに行っているAyumiさん、いつでも日本に帰ってらっしゃい。そして、また福島にいらっしゃい。

 いつでも元気を分けてあげますよ!

(「バングラデシュ犠牲祭にて」 by 山本弘)

 


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