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「引越ししてから」
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by 自然いっぱいの素材集

 第24話「年満月(トシミツヅキ)」

 

 

by fujiko エンジェルエンジェル

 「一人旅」の間をかいくぐっての第24話・・・このお題は年内アップしませんと。

               

 

 年満月(トシミツヅキ)」

~満ちて行くこの一年~

 ご存じのように、12月になると
 師(お坊さん)も走り回るから「師走」。

 でも・・ これは江戸時代以降に
 こじつけられた俗説のようです。

 万葉の時代から「十二月」と書いて
「しはす」と読ませていたそうです。

 その語源には様々な説があって、
「し」は 仕事・なす事・年・四季など。
「はす」の方は、殆ど「果つる」と解釈しているようです。

 走るにしても果つるにしても、
 あわただしいことには変わりはありません。

 十二月の異称に年満月と言うのがあります。

 年が終わるのではなく、様々な思いで
 貴方の一年が満ちていくと思って・・

 どうか一年の締めくくりの月を
 満ち足りた思いで過ごせますように・・

   ~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~

エンジェル 今年は 本当に色々な事がありました。

 耐えられるのだろうか??
 と思うようなこともありました。

 哀しい別れもあれば・・
 新しい出会いもあり・・

 それでも一年、
 いつものようにさりげなく過ぎて行きます・・・

 希望と言う虹を胸に飾って
 新しい年を静かに迎えたいと思います・・

 来る年も よろしくお願いします!

 

 風花(カザハナ)

~幻の花~

 風花が舞うと、山は雪なのかな? と思います。

 チラチラと風に運ばれてきた雪片・・
 その雪片を花びらに見立てたのですね・・・?
 山が雪だと言うことを知らせに来た小さな使者のようです。 

 雪よりも淡く、役目が終わればすぐに消えてしまう風花・・
 あっけないくらいの儚さです・・・

 風のある日にチラチラと降る小雪や
 小雨の事も風花と言うそうです。
 こちらも淡い淡い花びらですね~

 風に漂って一瞬の輝きを残して散ってゆく
 ・・・・・・まるで幻の花のよう・・
 人々は、そこに命の輝きを見ていたのかも知れません。

 だから・・雪と呼ばずに
 花と呼んだのでは無いでしょうか??

   ~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~


               

  by fujiko(2006.12.31UP)  〔To be continued〕⇒

葉羽葉羽

僕の大好きなまっさんの歌の一つに「晩鐘」という曲がありまして、
その中にも風花が出てきます。

ここでは、恋人との別れを暗示させるものとして儚い風花が登場します。
常に「午前8時の太陽」を胸に掲げて、
明るく前向きに生きようとしている僕ですが、
こうした儚いものと出会うと、
ふいに過去の感傷が蘇って来たりもします。

でもfujikoさんは、その風花に「命の輝き」を見る
~なんて素敵な感性でしょう!
ということで、皆さんにも素敵な新年が訪れますように・・。

←(かなりムリヤリなまとめだなぁ。)

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