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その91

二週間のご無沙汰

 前号で話題にしたフランス映画の邦題は「個人教師」ではなく「個人教授」だった。

 よく確かめて書かないといけないと自戒して次回から気をつけようと、何回も自戒しているが、その数ジッカイ以上だ。

 教師も教授も同じようなものだが、肩書を気にする人がいる。

 肩ガキと生ガキには要注意だが、生ガキはオイスターで、生意気なガキのことではない。

 映画に出た女優ナタリードロンの夫は「太陽がいっぱい」のアランドロンで、ハンサム二枚目俳優だ。

 昭和ハンサムの代表はアランドロンで、以前、アランドロンのロゴ文字が入った一見高そうな時計をもらった事があるが、あれは公式な商標だったのか。

 マガイモノは魔買い物で、魔がさして衝動買いしてはいけないがブランドには弱い。

 販売元は売ってしまえば、すぐにドロンだが、アランドローンという商標のドローン製品はないのか。

 空に「太陽がいっぱい」は暑すぎるが、「ドローンがいっぱい」は危険すぎる。

 ドローンを使ったデリバリー実証実験がマスコミに肯定的に取り上げられるが、むしろ、そこまでして運ばなければならない場所に、人が住むこと自体が不自然だし、見方を変えればワガママ贅沢な話だ。

 アランドロンの声優は野沢那智だが、若い頃、俳優は無理でも声優くらいにはなれるかもしれないなどとダイソレタ事を思った事がある。

「顔と頭は悪いが声は悪くない。歌は下手だが声質はいい。」と悪友に誉められた。

 声優は顔が悪くても顔を出さないし、頭が悪くても台詞を暗記する必要はなく台本を読めばいい。

 その気になったが、別な悪友からは「声優はセイユウでも西友のアルバイトならなれる」と人生の貴重なアドバイスをいただいた。

 持つべきものは悪友だ。

 アテレコ、吹き替えだが刑事コロンボのピーターホークの生声を聴いて違和感を感じたことがある。

 やはり小池朝雄の口調がいい。ドンガバチョは藤村直弘の口調がいいのと同じだ。

 一度インプットされると、そのイメージが固定化され定着してしまう。オバQやドラエモンの声も大山のぶよ以外には考えられない。

 声の商売ではナレーターもあるが、誰でも名ナレーターにナレーターわけではなく資質があると思う。

 芥川隆行の「水戸黄門」や久米明の「すばらしい世界旅行」など、昭和の名調子のナレ―ションが懐かしい。

 アナウンサー玉置宏の歌謡曲紹介は昭和遺産で、ロッテ歌のアルバムは「一週間のご無沙汰」だが、私のブログは二週間のご無沙汰をめやすにしている。

 上野公園にも、ご無沙汰しないように時々出没し現れてはドロンしているが、上野のアランドロンにはなれそうもない。

 (2018.5.3)アンブレラあつし

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