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その241

マインド ザ ギャップ3

「マインド ザ ギャップ」だが、この連載も「3」になると、内容がマンネリ・ウンザリで「ゲップ」が出そうなので今回で終了予定だ。

「強制終了」しないと、いつまでもダラダラと話しが長くなる。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」で何事も「スギ」てはいけない。

「飲み過ぎ、食べ過ぎ」は生活習慣病の原因になるが、それ以外にも「○○スギ」が世間には溢れている。

「一平サン」はギャンブルやりスギで、マスコミも報道しスギだ。

 ツーカ、ふりかえれば日本のマスコミは昨年からずっと「大谷サン」を持ち上げスギだが、「人生、山あり谷あり」で大谷サンだけに、彼にとっては人生の「大きな谷」の試練なのか。

 マスコミは相変わらず、大谷サンの「おっかけ」で、日本は平和スギるな。

 と、前置きして書くが、今回の旅行の目的は、娘家族に会うことと水撒きアートの他に、ロンドンで大変お世話になった知人と勤務していた日本人学校訪問があった。

 宿泊していたホテルから地下鉄で約25分くらいで、日本人学校の最寄りの駅に着く。

 駅を降りて5分くらいで学校に着くが周囲の風景が20年前と全く同じで感動する。

 英国の家はレンガ造りで簡単には壊れない。家の中は使いやすいようにリノベーションするが外側が昔のままだ。

 学校は職員の方が案内してくれた。現在の児童生徒数は約300名で、私が勤務していた時の半数に減っていた。

 昔は海外駐在員は家族同伴が原則だったが、今は単身赴任もOK牧場になっている。

 企業の経費削減策や家庭の事情もあり、会社によっては原則、単身赴任になっている事例もあるらしい。

「亭主、元気で留守がいい」は日本の文化で、海外駐在員なんてカッコいいが言い換えれば「出稼ぎ」だ。

 お世話になった方というのは、日本人学校の現地採用の先生だった方で今もロンドンに住んでいる。私より一回り年上のオバサンだが、相変わらず元気だった。

 福島県の浅川町出身で、私も隣町の石川町が教員の初任地だったので話しが会う。職員室で時々二人で福島弁で会話していた。

 石川郡は阿武隈山系の中にあり、会津やいわきの言葉とは違った県南特有の方言がある。

「故郷の訛り懐かし停車場の・・・」は石川啄木の短歌だが、テレビに出る最近の子どもはみんな「ヒョーズンゴ」で、昔の子どもとはギャップがある。

 前号でも書いたが帰国はJALで中国上空を飛行した。

 座席のモニターで飛行経路が分るのだが、北京上空から東にドンドン飛行しているではないか。

 このまま飛行すると北朝鮮に行くのではとアセル。万が一、北朝鮮領空に侵入したらミサイルで打ち落とされるかもしれない。

 いくら優秀なJALの客室乗務員でも、ミサイル攻撃には対応できない。

 なんて心配していたら、大きく南下して韓国領空に入ったので安心した。

 韓国から日本海を越え、やがて雲の合間から琵琶湖が見え、東海地方の海岸線、そして東京湾が見えてくる。

「♩雲に隠れた小さな星は、これが、日本だ、私の国だ」なんて「♩遠い世界に」の歌詞が頭に浮かぶ。

 羽田空港、無事着陸。遠い世界から生きて帰ってきた。

 行も帰りも「時差ボケ」が無かった私だが、かなり前から「ジ(爺)ーサンボケ」になっている古希マジカのボクです。

 (2024.3.30)アンブレラあつし

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