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その86出産レポート-2

by サオリサオリ
 

 サオリ 出産レポートの続きです♪

 9月14日・・・その3 産まれるの?編。

ダー様も、助産師さんに言われて、
 腰を押したりさすってくれたのですが、
 ゴッドハンドを経験してしまったワタシには、物足りず。。。
 それでも、汗をふいてくれたり、
 一生懸命声をかけてくれたり、がんばってくれました。

 19:30
 この頃破水。
 いよいよ、お産の準備に入りました。

 分娩台が、分娩体勢に切り替わり、
 足には分娩用のカバーがつけられ、
 ダー様は、私の頭の方にスタンバイ。

 本格的ないきみが始まりました。

 2回の深呼吸 サオリすーーーはーーー すーーーはーーー
 そしていきみ! うーーーーーーん

 何回これを繰り返しただろう。。。

 とにかくとにかく、ひびさんの時より、
 いきみまくった感じなんです
 なのに、いきんでも、いきんでも、
 出て来ない感じなんです

 すると、直前に帝王切開の手術を終えた看護婦さんや、
 早番で仕事を終えた看護婦さんたちが、
 どんどんお手伝いに入ってきました。

 いきむと同時に、
 内診する助産師さん、
 お腹を押す助産師さん、
 私の姿勢を誘導してくれる看護婦さん、
 がんばれ!!
 体丸めて!!
 目をあけて!!
 息吸って!!
 おへそ見て!! と声をかけてくれる助産師さん2名。
 そしてダー様。
 この時点で、6人もの方々に見守っていただいてました

 ようやく、「髪の毛見えてきたよー!」の声。

 19:50
 先生登場。

 先生が来たということは、本当に産まれるのね
 と思ったのもつかの間、

「うーん、高いな。。。大きいな。。。」

サオリ え?!

「うーん。。。 帰っちゃったよな。。。」

サオリ え?! え?!!

「ちょっと 休ませるか?」

サオリ え?! え?! え?!

 私はこのつぶやきを、こう捉えました。
 ◆赤ちゃんの頭が大きくて、回旋がうまくいかず、
  降りてきてないのでは?
 ◆帝王切開の助手の先生が帰っちゃったってこと?
  もしかしてワタシ、緊急帝王切開ってヤツですか??
 ◆休ませる? 休んでいいんですか?! 疲れました

 それでも、全く休む気配はなく、
 陣痛とともにいきむワタシ。

「吸引か?」

「今なら間に合います」

 え?! 今なら間に合うってどういう意味~??!!
 ワタシ、そんなにヤバイんですか~??!!

 とか一抹の不安を感じながらも、
 吸引分娩の麻酔やら準備がされていきました。

 つづく。

 その4 佳境編。

 そんなこんなで、
 総勢6名の看護婦さんたちに囲まれ、
 先生の言葉に翻弄されながらも、
 いよいよ産まれる感じになってきました

看護婦さんに、
「赤ちゃんが産まれるお手伝いするからね~。
 おしり変な感じするよ~。」

 と言われ、たぶんここで会陰切開をしたのだと思います。

 そのあと、陣痛を待って、
 いきみと同時に吸引をしていたと思います。

 ひびさんを経験しているからか、
 妙におまたの感覚がわかってイヤでした

 赤ちゃんがぐいっぐいっと引っ張られる感じ、
 そしてお腹を押される感じ、
 いきんでも、いきんでも出てこない出てこない

 本当は、赤ちゃんが通りやすいように、
 ママは体を丸めて、
 体の脇にあるにぎり棒をにぎっていきまなくちゃいけないのに、
 あまりの痛さと、苦しみで、
 ワタシはにぎり棒を離し、
 体をぴーんと、のけ反らせてしまいました

 もう、先生も、看護婦さんたちも、
 これには驚いたことでしょう。。。
 というか、こんなことになるなんて、自分自身驚いてました。。。
 それくらい苦しかったんです。。。

先生が「姿勢もどして~」と言って、
 看護婦さんたちに促されながら、
 もとの位置にズリズリ戻りました(戻されました)。。。

 何回いきんだことだろう。
 いきみの間も、赤ちゃんがおまたのところに引っかかってるような、
 変な感じがしました。
 赤ちゃんが引っかかってたのかな。
 それとも吸引分娩の道具の感覚だったのかな。

「サオリさーん!!産まれるよー!!おへそ見て~!!」

 ぐりぐりぐりッ。

「ほぎゃーーーー!!」

ほぎゃーー!

ほぎゃーー!

 ワタシはいきみ続けて、呼吸困難になりそうだったけど、
 ひびさんの時には目をつぶってしまい見れなかった
 赤ちゃんの産まれたばかりの姿を見ることができました

看護婦さんが「ほら、ダンナさんも泣いて喜んでるよ~」

 ちらっと後ろを見ると、ダー様のほうが大号泣でした。
 産まれた瞬間、涙が出たそうです。

 お顔がむくんでて、
「赤ちゃん」というより、
 ぶよぶよしてて白かったから「白ちゃん」だったな。

 ワタシは朦朧として、正直涙も出なかったけど、
 本当に、本当に、産まれてよかった
 と心の底から思いました。

 多くの看護婦さんたちに見守っていただき、心強かったです。
 先生、看護婦さん、助産師さんに感謝感謝です。

 2011年9月14日(水)
 分娩所要時間 6時間17分
 20:14
 体重3382g  身長49㎝  頭囲34㎝
 の、元気な男の子が産まれました~

奏智(カナト)

奏智(カナト)

 名前は 奏智(カナト)と名付けました。

(配信 2011.10.8 サオリサオリ)

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