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『新聞記者』 2019年 日本映画
 監督 藤井道人 原案 望月衣塑子

 自分は、もっとも成熟した民主主義国家は、現状では日本だと思っている人間です。理想の国家という訳ではなく、あくまでも他の先進国と比べての話。また、報道の自由度が先進国の中では日本が最下位らしいが、それは国の問題ではなく、日本人の国民性の特徴であり、西洋人と同じ物差しで測るものではないとも思っている。

 そんな自分がこの映画を観て、どう感じるのか?単純に興味があった。10年前なら、この映画にもっとリアルに興奮したかもしれない。しかし、今は違うな。それは日本にジャーナリズムは存在しないと思っているからだ。言葉狩りでどれだけの政治家をディスってきたことか! 新聞記事の捏造。偏向報道。この10年で、国の圧力よりこれら方が大問題だと思うようになってしまったよ。

 階級社会のイギリス、いつもデモばかりしているフランス、一部の権力者の力に逆らえないアメリカ、言論統制の中国は問題外。法律より感情が優先の韓国も論外。そもそも望月衣塑子は好きな記者じゃないし。マスゴミ。印象操作に長けているのはマスコミの方。ジャーナリズムを履き違えている日本のメディア。映画自体はエンタメとしてはそこそこかな👍 こんな映画もあっていいと思う。でもそこまでだな。日本のジャーナリストには自問自答してもらいたい。

pie造(2019.7.21掲載)


 
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