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 泣いた。泣けた、ではなく、泣いた。

 女性なら胸キュンってなるマハ得意のシーンがあり、
 それでいて百田尚樹バリの大いなる感動もありで、素晴らしかった。

 男性作家なら、もっとダイナミックになったのかもしれないが、
 マハだからこそのバランスだと思う。

 「楽園のカンヴァス」に匹敵する作品じゃないかな。
 
史実に基づいた話をベースにしたフィクションだが、まるでノンフィクションのような気になるのも楽園カンヴァスを思わせる。

 しかし、まだまだ知らない史実ってあるんやな~~勉強になりました。

 マハの作品の中では、タイトルがあまり出てこない作品。
 こんなに面白いのに、なんでやろ?

pie造(2016.4.8鑑賞)

 
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BGM「春の予感」