漕ぎ出せ!人生の大海へ。
 
 その36 やってくれるね 

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“Walking Man” by Music of my Mind

葉羽 今回の記事は2007年5月に書かれたものです。そしてこの問題は、現在も解決していません。

タイトルは軽いですが、内容は重めです。何がって・・・、赤ちゃんポストです。

■ 赤ちゃんポスト

私は、赤ちゃんポストに賛成でした。

大方の賛成派と同じ意見で、事情があるんだか無いんだかはさておき、ちゃんと子どもを育てられないような親に育てられたり、途中で息の根を止められてしまうぐらいならば、施設にでも預けてもらって、立派な里親にめぐり会えた方がよっぽど幸せなのではないかという考え方です。

でもやっぱり、想定の中に入っていたのは、中絶し損なった赤ちゃんを若いお母さんが捨てにくるというシーンばかりで、まさか3歳児を置きに来るとは思っても見ませんでした。

さらに、内心、「利用されない記録○○日」というのが100日ぐらいは続いてくれるんじゃないかと、忘れたころに1人目が預けられて、やっと議論が本格化するというシナリオを考えていたのですが、3日目にその記録が止るとは本当に思っても見ませんでした。

テレビ朝日の朝のニュースで、赤ちゃんポストには、キリスト教の精神がその裏にあって、子どもを育てられない親がまず牧師の前で懺悔をして、その上で牧師さんの説教を受けてもやっぱり考えを変えられないなら、「我々が神の子として面倒を見ましょう。」という一連のシステムなんだと、日本も間に教会を入れるなどするべきなんだということを言っていました。

この意見に、多少は納得できますが、キリスト教の根付いていない日本で、子を育てららない親と赤ちゃんポストの間に教会が入っても、たとえお寺さんが入っても、説教はあまり機能しないし、子どもを預けて帰るという結果は変わらないと思います。

それだったらば、宗教家のありがたい話を聞いて、免罪符を与えられたような気持ちになって預けて帰るよりは、そういうのを抜きにして、子どもを捨ててしまったという罪悪感を一生もって生きてもらった方がいいのではないでしょうか。

あぁ、こんなこと書いてる場合じゃないのに・・。

福島県の母親殺しとか、愛知の発砲事件とか、いってやりたいことがある事件が立て続けに起こりすぎだぞ!!

鞍馬【2020.7.14 リニューアル・アップ】

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