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 その34 社内ニート 

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鞍馬 社内ニートとか、社内フリーターという言葉があります。

■ 社内ニート/社内フリーター

会社に勤めてはいるけれども、いまいち目的意識ややる気を持てずに、主体的に仕事に取り組めないような人たちがそう呼ばれています。

※社内フリーターについては、社内で便利屋扱いされていて、本当は何の担当だか自分でもよく分からない状態を自嘲的に呼んでいる人もいるようです。

会社に入れば、定職に就けば、フリーター卒業というわけではなく、その後も自分の仕事を見つけて主体的に仕事に取り組み続けなければ、中身はフリーターやニートと大して変わらないということです。

こんなことを知ってしまったらば、現役のニート/フリーターの人たちはますます会社勤めから遠ざかってしまうでしょうか?

難しければ難しいほどやる気が出るような価値観を、何とかして獲得してもらいたいものです。

■ 前の会社に感謝

社内ニートとまでは行きませんが、私の会社でもあまり主体的に仕事に取り組めないでいる人たちは結構います。

指示待ちの後輩とか、課長から命令されたことをそのまま私にたらい回しにしてくる係長さんなどです。

前の会社では、そういう社員が、上司や先輩から、「お前は指示待ちくんか!!」と怒鳴られたり、管理職でも「君のマネージャーとしての存在意義はなんなんだ?」と上司からたしなめられたりする姿をしばしば見かけました。

私自身ももちろん言われる側でした。

当時はあまり好きではありませんでしたが、社員教育という点では、今の会社にはやや欠けている、そんな良い文化が多少は根付いていたと言えます。

その点は率直に前の会社に感謝しています。辞めちゃいましたけど。

■ 当たり前の努力

短期間ではありますが、そのような環境で育ったことが幸いして、「自分のポジションに求められる仕事を言われなくても探す」とか、「次に行くはずのポジションを意識しながら仕事をする」ことが、私にとってはすでに当たり前の努力になってしまっています。

最初に入った会社の文化がそうだったので、あまり苦痛になりませんし、それによって新しい、難しい仕事を任されたりするので充実感があります。

実はその甲斐あって、最近ちょっといいことがありました。

私の提案した企画が採用されて、地元の研究機関との共同研究をすることが決まりました!!

本人にとっては当たり前のことをしているだけなのに、いいことが起こるなんてなんだか得した気分です。

今は本業と研究に向けた準備を同時にやっているので忙しいですが、長年暖めてきた企画なので、必ず成功させます。

鞍馬【2020.6.16 リニューアル・アップ】

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