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15 研修室にて

2011.3.11東日本大震災当日ここでは東京電力関連企業のセミナーが行われていた。演題は「ヒュ一マン工ラ一を防ぐために」産業心理学の立場からの・・。まさしくその公演中地震が起きおよそ1時間後に津波が来たわけである。その直後この場所は即時避難所となる。11日夜、職員が炊き出し支給したオムスビ・・・。翌日朝6時に避難指示が出てここの避難者は隣村の川内村へ避難することになる。ここは一日だけの避難所となったわけだが今なおその時の痕跡がそのまま残っている。避難者のために職員が握ったオニギリの温もりはアルミ箔の形でそのまま残っているのだ。(実〈み〉はすっかり干からびてしまったが・・・)あのパニック状態・緊急事態の中で何をしたのか・・何ができたか・・・。その場その場で考え行動したベストがここにはあった。(2014.6.11)tomioka


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