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 NO-237 太地喜和子
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【日々懐古館便り】#002~太地喜和子

「そういえば、あの頃、あんな人、こんな人がいたなあ」シリーズ第2話の主人公は太地喜和子さん(女優。1943-1992)。今日12月2日が誕生日だ。

 1968年の新藤兼人監督(元職場に映画のプロモーションで主演の水野真紀(現在、衆議院議員の後藤田正純さんの妻)と共においでになったときにお会いしたことがある)の作品『藪の中の黒猫』に抜擢され注目された。

 秋野太作(当時の芸名は本名の津坂匡章だったような気がする)と結婚するも、短期間で離婚後、三國連太郎、十八代目中村勘三郎、七代目尾上菊五郎、志村けんとの交際が噂されたが、離婚後は独身を貫いた。

 特に三國連太郎とは不倫関係となり同棲生活も送ったが、僅か半年で三國のほうが逃げ出したという。

 ベテラン俳優で名うてのプレイボーイが、少女のような心と成熟した肉体を持った魔性の女・太地喜和子に恐れをなしたということか。芸能界というものは、まさに多情多恨、因果な世界だ。

 スナックからのクルマでの帰り道に不慮の交通事故死、享年48歳だった。

 数多くの映画、TVドラマに出演したが、私には寅さんシリーズ第17作「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976)」で、必死に貯めた虎の子の200万円を男(佐野浅夫)に投資目的で騙し取られた芸者ぼたん役が今なお強烈な印象として残っている。 

 没後はや28年になる。

 🎬 藪の中の黒猫/予告編
  https://youtu.be/cF5r4UpSwhw

 🎬 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け/予告編 
  https://youtu.be/HzFLaWwBIyA

毒舌亭(2020.12.9up)

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🎬男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け/予告編

 

 

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