2016.12.23
【常緑音楽館だより】#836〜We Are The World
キャンペーンソング「We Are The World」。
あれからもう30年以上経ちました。早いものです。
Bob Geldof提唱による1984年のチャリティー・プロジェクト「Band Aid」に触発される形で、Harry Belafonteの構想を基に、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で1985年に作られました。
作詞・作曲はMichael Jackson, Lionel Richie。プロデュースはQuincy Jones。参加アーティストは非常に豪華な顔ぶれで、歴史的なセッションとなりました。
どのアーティストも素晴らしいですが、私にはRay Charles, Cyndi Lauper, Bruce Springsteenがイチ押しです。Bob Dylanも存在感を示しています。
その後、2010年に発生したハイチ地震による被災者支援のため、Quincy JonesとLionel Richieがプロデュースして同曲を再録音しました。 こちらも参加アーティストは豪華な顔ぶれで、うちMichael Jackson(2009年死去)については、哀悼の意を込め、1985年当時のボーカル・トラックをそのまま使用しています(当初、妹のJanet Jacksonが代役で務める話があったようです)。
♬ We Are The World 25 For Haiti(2010) / Various Artists
https://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI
なお、同種のチャリティー・プロジェクトに、George Harrisonが提唱したバングラデシュ難民救済のための「The Concert for Bangla Desh」(1971)や、上記Band Adeの続編、Band Ade Ⅱ(1989)、Band Ade 20(2004)、Band Ade 30(2014)、Farm Aid(1985〜)などがあります。
東日本大震災でも、多くのチャリティー・コンサートが散発的に行われましたが、これだけメジャーなものがなかったのは、日本の業界の仕組み、古い商慣習が影響しているからかも知れません。
毒舌亭(2026.1.28up)
    
葉羽 当初記事では「2つのWe Are The World」として別バージョンもありましたが、現在はリンク切れになっていることから省略しました。また後段の「参加アーティスト」等の詳細も省略させていただきました。
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