第54話「ないものねだり」

ないものねだり

息子様、保育所にずいぶん慣れたようです。

　最初の頃は、よく泣き、精神的なものか、はたまた疲れか下痢もし、けっこうイロイロ大変でしたが、今では楽しくなってきたらしい。

最近は・・

　朝の別れはもちろん号泣ですが、一人で遠くまで行って遊んだり、悩みの種だった給食も半分は食べているらしい。

　・・・なんで保育所で一人で半分食べるのに、家では食べんのやろ？

ちぃな母「そらみんな食べよるもん。１歳児のプライドが許さんがな」

　・・・さようですか。

　てな感じで、家では相変わらずの母乳っ子、保育所ではリッパな園児、と住み分け（？）ができているようです。

　保育所に預けて良かったこと。

・少なくとも預けている時間は身軽に動き回れる。
・ジーンズ以外の服を着ることができる。
・家で母と二人でいるより、ずっと広いところで遊び回れる。
・しっかり遊んで疲れるため、よく寝てくれる。
・身体測定や歯科検診なども保育所でしてもらえる。
・保育士さんに育児相談ができる。

　〜などなど。

すやすや・・

　もちろん、朝夕はドタバタだし、家の中は荒れ放題だし、ご飯は手抜き＆失敗も良くあり(>_<)ですが、その辺はまぁ見ないことにして。

　でも、職場で息子と同じくらいのお子様連れの方を見かけると、何だか羨ましくもなったりして・・・、ないものねだりは尽きまへんな。

私が間違ってましたとも。

　買い物少しだけだから、息子をカートに乗せないでもいいやと思っていたのです。

　レジで支払いしようと息子を下に下ろした瞬間・・・

「わーい♪♪」

　〜と去ってしましました。

　足下で待ってくれると思ってたかーちゃん、しばしボーゼン(￣□￣;)!!

「はっいかんいかん」

　とあわてて息子を捕まえ、片手で支払いをしませ、袋に入れようと再び息子を下に下ろした瞬間、「わーい♪♪♪」

　てな事を３回ほど繰り返した挙げ句、見かねた隣のおばさんが息子を捕まえててくれましたm(__)m

　あー汗かいた(;^_^A

　やはり買い物は息子が寝てる時におんぶで行くのが一番平和です。

禁断の・・・。

「ねーねー、何か食べたいものある？」

「ラーメン。」

「じゃー、一人で行ってきていいよ」

　てな会話を何回繰り返したことやら・・・。

　福島県民の例にもれず、チャンはラーメン好きですが、息子様を連れては無理。

　つーことは、私もラーメン食べには行けません。

　ところがどっこい、チャンは一人でラーメンを食べるのはつまんないらしい。

　そんなこんなで、禁断のラーメン屋さんに行きました。

二人羽織

　行き先は福島にいた時は何度となく行っていた幸楽宛。

　うれしなつかし、幸楽宛。

　息子用にお子様セット、私は塩タンメン、夫は味噌チャーシュー（たぶん）

　息子様、さっそくテーブルのお冷のポットを倒し（布巾持参してよかった・・・）ぐっちょんぐっちょんしながら、何口かは食べ・・・。

　まるで、かーちゃんと息子様、二人羽織です。

　家族で平和にラーメン屋さんに行けるのは、まだ少し先のようです。

（配信　2009.5.5ちぃな）　　To be continued⇒　

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