国際風景写真と国際航空写真コンテストより。

2025年の国際風景写真コンテスト(International Landscape Photographer of the Year:ILPOTY)では、アメリカの J. Fritz Rumpf 氏が、4枚の作品によって総合優勝を果たしました。
次は、その中の一枚。
一見、何を写しているのか悩みますが、これはブラジル北東部にあるレンソイス・マラニャンセス国立公園の白い砂丘と乾いた川。
雨季にはこんな風景に(↓)・・美しいですね。2024年にはユネスコの世界遺産リストに登録された場所です。
レンソイス・マラニャンセス公園
最初に掲げた写真は、2025年の「ILPOTY写真集」の表紙にも採用されました。
ということで、他にも僕が素敵だと感じたコンテストの受賞写真たちをご紹介。
次は、イタリアのGiacomo Feroldi氏による「The Levitating Tree」と題された作品。
撮影された場所はイタリアの「ガルダ湖」でこんな場所。
ガルダ湖
ちなみに「Levitating Tree」というのは浮遊している樹木のことで、自然界で有名なのはビーバーが根元を噛み切った木が他の木に引っかかり、宙に浮いているモノ。
←左の〇の樹木
なお「Levitating Tree」で検索すると、磁力を利用して盆栽を浮かせたアートなども存在します。
浮遊盆栽
でもやはり、湖に浮遊している受賞写真が一番美しいと思いませんか?
この後はサクサクと。まずは、カナダのJohn Meragias氏の「Ancient Nights」。
場所はナミビアのクイバートゥリーという樹木の森で、先住民のサン族はこの木の枝で狩猟用の毒矢を収める矢筒を作るため「矢筒の木」(quiver tree)と呼ばれるとか。
まるで異世界のような「古代の夜」というタイトルに相応しい作品。
インドネシアのJustinus Sucotjo氏の作品。撮影場所は東ジャワ島のラモンガン。
ラモンガン
オランダのAlbert Dros氏の作品。オランダのヴェルーヴェ地方にある「スペルデルの森」・・別名「踊る木々の森 (Forest with the Dancing Trees)」。
踊る木々の森
アメリカのEthan Deshaies氏の作品「Eye of the storm」。
台風の目
撮影場所はユタ州のアーチーズ国立公園。そう・・コーヒーブレイクその173「ナチュラル・アーチ」で紹介した「天然橋」の宝庫。
アーチーズ国立公園の天然橋
確かに「台風の目」の写真の中にも「天然橋」が写っています。
さて、2025年には「ILPOTY」コンテストの主催者によって、初の独立したドローン写真賞「国際航空写真コンテスト(International Aerial Photographer of the Year)」 が設立されました。
その初代優勝者がアメリカの Joanna Steidle氏で、優勝作品がコチラ・・
ぅをををを~! こんな写真、見たことない。
これは、ニューヨーク州サウサンプトン沖でメンハーデン(ニシン科)の群れを捕食するハナザメの写真。
他に、エイの群れが襲いかかる写真も。

次は、Colin Leonhardt氏による西オーストラリア州コリーのアルミナ鉱山の鉱滓(こうさい)ダムを捉えた写真。
鉱滓ダムとは、鉱山の製錬工程で発生するスラグの固形分を堆積させる施設。
日本でも日光の足尾銅山に同様な施設があります。
足尾銅山の鉱滓ダム
これも上手に撮影するとアート写真のようになるのだろうか? う~むぅ・・。
次は、Ignacio Palacios氏によるアルゼンチンのコノ・デ・アリタで撮影された作品。
手前の山と太陽光のシメントリーが美しい。
続いて3位入賞したDavid Swindler氏によるペリカンとフラミンゴの写真。
完全包囲されてます(笑)
そして、2位入賞したDaniel Vine Garcia氏のアイスランドで撮影されたファグラダルスフィヤル火山の写真。
こっ・・コレって「ドクロ」ですよね!?
では、本日最後の一枚がコチラ・・
アイスランド南部のヨークルスアゥルロゥン氷河湖の氷の上でくつろぐアザラシの写真。
ゆら~り~ まったり~♪
審査委員長賞を受賞したFabien Guittard氏の作品。
《配信:2026.1.25》

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